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河里一伸ぐうたらブログ

フランス書院美少女文庫で、エッチぃな小説を書いている河里一伸です。 このブログでは、自著の紹介と裏話を書いていこうと思います。あまり更新しませんが、よろしければ見ていってください。

いもうと商店街


 もともとは、まったく別の企画を進めていました。そっちで二度ほどですか、プロットの修正をしていたところ、急にそのネタ自体を保留にすることに・゚・(ノД`)・゚・。  いや、私も打ち合わせの時にちょっと気にしていたのですが、そのときスルーされていた部分で引っかかってしまったという。
 そうして出てきたのが、「いもうと商店街」の企画でした。
 しかし、これはプロット段階で非常に苦労しましたね。とにかく、「いもうと」と「商店街」をどう結びつけるか、商店街とすれば仕事を何にするか、そこらへんで大いに悩みました。
 結局、何度かプロットがボツになり、書き出しが予定より半月ほど遅れてしまったため、スケジュールがかなりきつくなりました。諸々の事情でスケジュールを遅らせられず、おまけに別の用件にも忙殺されたモノですから、今回は私にしては珍しく〆切破りをするか否かというギリギリのところで原稿を書いていました。結果、〆切はちゃんと守れましたけど。
  
 さて今回、北里真沙美のモデルにしたのは、アニメにもなっている某少年漫画のサブヒロインでもある堅物ツンデレ風紀委員の女の子です。こういうタイプの娘を書いてみたいなぁ、と常々思っていたところ、今回の話で使えそうだと思ったので出してみました。結果、うまく物語にハマった感じで、キャラの動きに苦労することはなかったですね。ただ、魚屋にするまでには、かなりの紆余曲折はありましたけど。
 それに、一番最初の企画では、耕介と真沙美も義兄弟ではなく「商店街で一緒に育った書店の娘」という、由樹や朋世と同じような立場でした。結局、全員が血縁のない妹では「いもうと」物にならないため、真沙美に「義妹」という立場を与えることにした次第です。
 由樹と朋世については、店のイメージからキャラを作りました。
 由樹の銭湯は当初から決めていたので、キャラのイメージ作りもすんなりできました。ボクっ娘にしたのも、銭湯の娘でちょっと江戸っ子っぽい雰囲気というところからですね。
 朋世に関しては、甘えん坊でやや幼い巨乳キャラというイメージは当初からあったのですが、最初は商店街の食堂の娘だったんです。しかし、食堂ではあまりに特徴がないという担当氏からの指摘を受け、紆余曲折の末に和菓子茶屋になりました。

 舞台となったヤマブキ商店街についても、当初は「さびれた商店街を活性化」みたいなことを中心に据えようとして、活力を失った地方の商店街を想定していました。が、ここらへんも担当氏から様々な指摘を受けて、華やかな商店街を舞台にすることになったという事情もあります。
 ちなみに、「ヤマブキ商店街」は東京都の浅草の商店街と、埼玉県川越市の江戸情緒を残す「蔵造りゾーン」って言うんですか、この2カ所を参考に創作しました。賑やかな商店街という方向性ができてから、実際に浅草と川越に行って見て回ったりもしたのですが、両方のいいところを合わせるとイメージにピッタリ合いそうな気がして、行ってみて良かったと思った次第。
 なお、ヤマブキは川越市の花ですが、舞台は川越ではなくあくまでも架空の場所です。
 また、自主的にプロット段階で却下したのですが、本当は「見沼城祭り」を物語の中にもっと深く絡めようかということも考えていました。
 見沼城には、干ばつに襲われたとき己の身を犠牲にして神に祈りを捧げて雨乞いをした姫がいて、その姫をしのんで始まったのが「見沼城祭り」の原型、という設定です。また、祭りの時には亡くなった姫に見立てた16歳の少女を1名選んで御輿に祭り、見沼神社から町内を練り歩いて城まで向かうのが、最大の特徴となっていて、この姫の役に選ばれることは町で生まれ育った少女たちの多くにとって、幼い頃からの憧れでもあり栄誉でもある、という設定まで作っていました。
 耕介を三人の巡る争いを、この姫の座を巡る争いと絡めようと考えたワケです。
 しかし、これまでの経験から、こういう設定を入れると多分ボツになるだろうと考えて、こうした設定はすべて自主的に却下。まぁ、上記設定を入れた場合、いささか女の子同士の関係がドロドロしそうで、河里ハーレムにふさわしくない、という気もしましたし(^_^;
 
 今回のイラストは、美少女文庫初登場の里海ひなこさんが担当してくれました。キャラクターのイメージなどは、まさに私の想定していた感じとピッタリ合っていて、執筆途中でキャラクターデザインを見せていただいたときには、「キタ━━━━(゚∀゚)━━━!! 」と思いましたね。
 出来上がったイラストも素晴らしく、本当に満足しています。
 名前に同じ「里」が含まれていますし、「里コンビ」の誕生でしょうか?(そういえば、本作の主人公の姓も北「里」なんですよね。書き出してから気づきました(^_^;)

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コメント


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かなり良かったです!

いもうと商店街、読みました!
今回は自分にしては珍しくヒロイン3人ともお気に入りで、すごく満足してます♪
エッチシーン以外のストーリーがすごく頭に入ってきて、そのおかげでキャラもみんな動いてるかのように読めました。
イラストもすごく合っていて、また里海さんとのコンビを組んで欲しいなぁ、と思ってみたり。

それと読みながら舞台の商店街を川越の雰囲気に合わせていましたが、モデルの一つだったのですね。
舞台の商店街の光景がすごくはっきりと頭に浮かべられて、より身近に感じられました。

シマブチ | URL | 2008年08月03日(Sun)00:35 [EDIT]


ありがとうございます。

 シマブチさん
 こんにちは。
「いもうと商店街」、お気に召していただけたようで、なによりです。
 シマブチさんは、川越市かその近郊にお住まいなのでしょうか? 実は私、今回初めて川越に行ったんです。事情があってあまり長い時間はいられなかったのですが、あの一角だけ本当に(建物だけですけど)タイムスリップしたようで、今回の話を書く上でとても参考になりました。

河里一伸 | URL | 2008年08月03日(Sun)22:19 [EDIT]


機会があったら読みます

こんばんは。私の好きな日吉丸晃先生の絵ではなく里海ひなこ先生の作品だということですが、これもかなり面白そうですね^^こんど機会があったら読みます。河里さんは妹というより幼なじみのキャラ書くほうがすごく似合っていていいなと思います
特に、幼なじみアイドル、お姫様がいっぱい、ウエイトレスがいっぱい、お嬢様がいっぱいなど幼なじみが出てくる作品は大好きです(ただ自分はお嬢様はまだ読んでないので読んでみたいです)特に主人公と幼なじみが両思いなのは一番いいパターンです。あかりちゃん、みずきちゃん、そして翔子ちゃんは可愛いし幼なじみにふさわしい。しなのゆら先生のイラストもかわいいですし、しなのゆら先生はある出版社で絵師をやっていたので見たことありますがかなりいいです!
楽しみです

M.S | URL | 2008年08月05日(Tue)03:19 [EDIT]


是非

 M.S さん
 こんにちは。
 色々と事情があるかと思いますが、是非「お嬢様がいっぱい」も「いもうと商店街」も読んでみてください。

河里一伸 | URL | 2008年08月06日(Wed)08:58 [EDIT]