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河里一伸ぐうたらブログ

フランス書院美少女文庫で、エッチぃな小説を書いている河里一伸です。 このブログでは、自著の紹介と裏話を書いていこうと思います。あまり更新しませんが、よろしければ見ていってください。

催眠カウンセラー


 2018年11月21日発売の「特選小説」2019年1月号掲載の作品です。
 この作品の物語骨格自体は、かなり前から漠然と考えていました。まぁ、ベーシックと言えばベーシックなものですが。
 しかし、短編として発表するためには、催眠の方法について考える必要がありました。初の特選小説掲載作品「肉体操作 息子の嫁を…」のように機械に頼ればまだしも、普通の催眠術をかけるとなると、その部分である程度のページを割く必要があります。しかし、短編なので余計なことを書く余裕はありません。
 結果、既に催眠術はかけてある、という本編のような形になりました。これが、もっとも手っ取り早く、かつページを短縮して、読者に説得力のある催眠状態を作れる方法だ、と思いましたから。
 さらに、ヒロインの知佳を催眠にかかりやすい素直な性格にすることで、催眠の問題とヒロインの性格描写をまとめて解決しました。長編なら、そうする必要はなかったわけで、短編ならではの設定と言えるでしょう。
 坂下については、ゲスな主人公のお約束な感じにしました。催眠術を使えて、カウンセリングもできるとなれば、こういうことをやりたくなる男は結構いると思いますし、凌辱系の典型的なタイプを意識したキャラクターです。
 そんなわけで、担当氏からOKをもらって書き出したのですが、案の定と言うべきかページオーバーで削るのに苦労しましたね。いやもう、これはいつものことですが。
 とはいえ、執筆自体にそれほど苦労はありませんでした。問題は、そのあとで……。
 実はこの作品、5月には書き上げて、担当氏に送っていたのです。しかし、その後しばらく音沙汰がなく、こちらも「ほしがり媚薬温泉」の原稿で忙殺されたりしていて、確認を怠っていました。
 ひとまず、「媚薬温泉」のほうが一段落した時点で、担当氏にメールで進捗の確認を取ったところ、「今月末で退職します」という衝撃の返信が!
 いやもう、1月にこの方に変わったばかりで、まさかこのようなことになるとは思いもよらず……幸い、この時点で「催眠カウンセラー」の掲載は確定したので、ひとまずは安堵しましたが。
 結局、この方とは「催眠カウンセラー」1作だけの関わりとなってしまいました。もちろん、次の担当氏への引き継ぎは行なわれたので、そこは問題なかったのですけどね。
 しかし、確認のメールを送っていなかったらどうなっていたかと思うと、いささかゾッとしました。まぁ、その場合でもちゃんと連絡は来たと信じたいですが……。
 なお、今回は知佳と坂下の視点が頻繁に変わっていますが、これは意図的にやりました。と言うか、片方の視点だけでは難しかったので、両方の視点を入れざるを得なかったのですが。
 また、本文中の視点切り替えでナンバリングを多用していますけど、これは新担当氏の発案です。私は「*」だけで区切っていたのですが、読者に分かりにくいかもしれない、ということで変更してもらいました。

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