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河里一伸ぐうたらブログ

エッチぃ小説を書いている作家の河里一伸です。 このブログでは、自著の紹介と裏話を書いていこうと思います。あまり更新しませんが、よろしければ見ていってください。

女上司のみだれ顔


 もともとは、担当氏から「今度は女上司もので」とリクエストされたのが、この作品を生むキッカケになりました。
 ただ、参考資料をいただいて読んだものの、「これはそのままじゃ無理だわ」という話になり、「女上司」という部分だけを活用して、物語を作ることにした次第です。
 この時点で、今回のヒロイン数を四人にすることは決まっていました。
 問題は、「上司」をどう位置づけるかで、大きな会社では今回の話には向かないでしょうし、小さな会社では社長はともかくあとは上司と言っても大した役職も付かないでしょうし……という感じで、どうするべきか頭を痛めましたね。
 結局、舞台となる会社を合同会社にした時点で、まず社長である代表社員の志保と、合同会社の株主でもある業務執行社員の万里子と清美を「上司」という扱いにすることで、この点はクリアしました。が、それだけだと平均年齢が高く、話のバリエーションも不足するため、立場の近い人間を出そうと思い、同い年ながらも先に入社していた莉菜も「上司」みたいな扱いにしたわけです。かなり強引だなぁ、と我ながら思いますが(笑)
 で、キャラクター設定を詰めていったのですが、もっとも苦労したのは万里子と清美の差別化だったと記憶しています。
 志保に関しては、非常に責任感が強く、それ故に自身に向けられている好意に疎い、という基本設定は、社長(代表社員)にした時点で決めていたので、あとは諸々の肉付けをするだけでした。
 莉菜に関しても、「こういうキャラにしよう」と決めるまで多少苦労はしたものの、そこが決まったら設定作りに苦労はしませんでしたね。
 しかし、万里子と清美は、独身(離婚)と既婚という以外に、どうキャラを差別化をするべきか、かなり頭を悩ませました。何しろ、共に年上の設定ですからね。
 結局、万里子は筆下ろし担当なので性的に奔放なタイプで、清美は夫の転職失敗などで夫婦関係がギクシャクしてセックスレスになった、ということで、どうにか各々の特徴は出せたかな、と思っています。
 ちなみに、万里子が泥酔したフリをして……という展開にしたのは、実はちょうど同時期に特選小説の「泥酔した義姉を」を執筆していたことが影響しました。
 いや、あっちは本気で泥酔していたワケですが、万里子がどうやって圭介を誘惑するか考えていたときに、「泥酔」というキーワードが頭をよぎりまして。最初は、本気で酔わせようかと思ったものの、「泥酔した義姉を」との差別化や、酔っ払った勢いだけで童貞食いというのもいささか芸がないと考えて、本編のようになった次第です。
 なお、株式会社ではなく合同会社にしたのは、さまざまな法的な手続きなどを簡略化できるからです。が、合同会社の場合、正式には社長って「代表社員」なんですよねぇ。その点、ちょっとどうしようか悩みました。結局、社則で「代表社員を社長と呼ぶ」とすれば問題ないと分かって、そのようにしましたが。とにかく、会社を作って経営するってやっぱり大変だよなぁ、と調べながらしみじみ思いましたよ。
 
 そんな感じで、プロットにOKが出て書き出したのですが、今回はやけに執筆に苦労しました。まぁ、私にまともなサラリーマン経験がないせいもあるのでしょうけど、自分の時間の使い方に反省するべき点が多々ありまして……
 本当に、「なんでここまでしかできてないんだろう?」「今日の時点では、これくらいできていないとヤバいんじゃない?」と思ったことが一度や二度ではありませんでした。そんなことをしながら、旅行に行ってますます時間がなくなる、ということもやらかしたりとか まさに、自業自得です。
 また、清美との二回戦とエピローグの志保とのラブシーンは、実は第1稿だと書いておらず、担当氏からの指摘を受けて2稿目で書き足しました。清美の部分は、やや物足りなかったということと、エピローグは色気がなさすぎ、というのが主な理由でしたね。
 購入して本文を読んでくれた人なら分かると思いますが、特にエピローグはあのラブシーンがない場合どうなるか、想像してみてください。 私としては、第1稿の時点ではエピローグはダラダラ書かずに終わらせることを考えていたものの、確かに官能小説としては物足りなさは否めなかったかな、と指摘を受けてから思いましたね。
 まぁ、今回は人数の割に何故かページ数に余裕があったため、書き足すのが容易だったので助かりました。キツキツだったら、さすがに追加シーンなど入れたらどこを削るかで頭を痛めていたことでしょう。

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