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河里一伸ぐうたらブログ

エッチぃ小説を書いている作家の河里一伸です。 このブログでは、自著の紹介と裏話を書いていこうと思います。あまり更新しませんが、よろしければ見ていってください。

わが家はハーレム


 竹書房ラブロマン文庫からの第2作目となります。
 本作の原型は、当時の担当氏からの提案によるものでした。だから、百合恵が四十路オーバーという、私の作品では最高齢のキャラになったわけです。ちなみに、百合恵の細かな年齢は内緒(^_^;
 その担当氏のアイデアをベースにディスカッションをして、基本方針を定めていってから、私がキャラに肉付けをしてストーリーも作っていったような感じですね。 
 ちなみに、担当氏のアイデアでは実際の作品で美奈子に当たるキャラも、実は尚人の父親・健太郎に開発されていた、という設定だったのですが、これはさすがに私が反対しました。
 理由としては、妻となる百合恵はともかく、その娘にまで手を出していたら、いくらなんでも健太郎が人でなしすぎるだろう、というのがあります。
 また、もう1つ大きな理由は、美奈子まで父親と関係していた場合、尚人が彼女と関係を持つことを読者がどう考えるか、ということがありました。美奈子がセックス好きというだけならともかく、先に父親に抱かれて開発されていました、となっては、さすがに尚人の心境的に興奮できないだろう、と思った次第です。
 何より、百合恵と美奈子の両方が健太郎に開発されていた場合、キャラの差別化が年齢以外に難しくなりますからね。
 こうした理由から、美奈子が健太郎に憎からぬ感情を抱いていたものの関係は持っていなかった、というキャラになりました。おかげで、健太郎がなんだかんだ言っても息子の尚人のことをちゃんと思っていた、という点を表せたと思っています。
 ちなみに、父の再婚相手は尚人から見ると正しくは「継母」、その娘は「継姉」や「継妹」になるはずですが、これは担当氏から「義母、義姉、義妹のほうがいい」と指摘を受けてそのようにしました。まぁ、義理の関係なのでこれも正しいですし、こだわっても仕方のない点ではありますが。

 こうしてキャラクターが定まり、ストーリーができれば、あとは執筆するだけです。
 ただ、今作はヒロインが4人いるため、どうしてもページ数が増えてしまいます。そこで、今作では百合恵と美奈子の視点での描写を全面的に省き、処女の泉希と麻由の視点だけを入れることで、ページを抑えることにしました。
 これには、非処女で年上のキャラの心情などあえて書くまでもないだろう、という判断もあります。それに、一人だけ(たとえば百合恵だけ、あるいは美奈子だけ)視点がないのも不公平になるので、ヒロインが四人いることもあって視点を描くのを二人、描かないのを二人と分け、同時にページ数を減らそうと考えたワケですね。
 もっとも、第1稿を送ったら「もっと減らしてくれ」と言われて、そこそこのページを削りましたが。その後、ゲラになった段階で、わずかが行数のはみ出しがあって、そこが前のページに収まるように調整し、さらに2ページ減らしました。
 また、プロローグは最初、第1章からの抜粋のような感じだったのですが、「同じエッチシーンを二度読まされるのは、読者的にどうよ?」という担当氏からのツッコミを受け、本のような形に全面的に書き直しました。
 実は、このときもページをけっこう減らしていまして、今作は通常より一人多いヒロイン数の中で、いかにページを減らすかで腐心していた気がします(^_^;
  
 ちなみに、本作のゲラが出る前に原型を提案した担当氏が退社されることになり、急遽、担当編集者が変わりました。丸々担当してもらったのは「人妻マンション 快感売ります」だけでしたが、この場を借りて感謝いたします。 

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コメント


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作品の感想

 初めまして。ken(HNです。申し訳ありません)と申します。
 先生の作品は毎度のことながら、やはりシチュエーションの描写が上手く、そそる作品でした。その前に、今作ではとても哀しい出来事が起こるのですが……。全体的には、暗さを感じさせないように描写されていたように思います。
 ともあれ、思い人と結ばれようとする外の世界の主人公と、家庭という社会からはある程度閉ざされた「秘密の空間」で営まれる、新しい家族との性生活を送る主人公との対比が、とてもドキドキしました。しかも、彼女たちが主人公の恋を応援している立場でもあるわけですから、その部分が猶のこと際立っている印象です。

 あと、これは蛇足になってしまう恐れがありますが。
 先生の作品は、フランス書院(黒猫の方も、美少女文庫も両方です)の出版物を含めていつも愛読しておりますが、今作『わが家はハーレム』を読んだ時に、素朴な疑問を抱いてしまいました。
 先生は黒猫や美少女文庫の作品では、4Pの十八番である三人をローテーションで突いてゆき、一気に全員に順番に注いでいく、という離れ業を披露してくれていました。(定かであれば、『三姉妹【あやつる】』や『いもうと泡天国』、『子作りプリンセス』、『すぽこん』、『放課後子作りクラブ』であったような記憶があります)
 読者としては、そういうのにちょっと憧れを抱いてしまいます。(現実の世界では、そんな憧れを抱いてしまってはまずいのかのしれませんが……)
 ですが、今回の作品『わが家はハーレム』での描写は少し趣が異なっていました。(まだ読んでいない人もいると思われますので、内容はぼかしてあります。ご寛恕いただければと思います。とはいえ、今回は今回で、妙にリアリティがあって生々しく、読んでいてとてもそそられるものがありました)
 そのあたりの描写については、やはり出版社やレーベルの作風などで許容範囲みたいなのがあるのでしょうか? と気になってしまいました。
 おかしなことを聞いてしまいましたが、新作の『人妻ハーレムプール』も発売を楽しみにしています。夜分遅くに失礼いたしました。

ken | URL | 2019年03月04日(Mon)00:01 [EDIT]


Re: 作品の感想

ken さん
はじめまして。感想をありがとうございます。
やはり、こうして作品の感想をいただけると励みになります。
「人妻ハーレムプール」も、是非よろしくお願いしますね。

なお、この作品の4Pシーンに関してですが、特に出版社やレーベルの作風など関係なく、私の判断で作中のようにしました。
どうしてああしたのかは、さすがに記憶が曖昧になっていますが、解説にも書いているとおりこの作品はもともとページが多めで、執筆中はもっとボリュームがあって全員に順番に注ぎ込む描写を書く余裕がなかったせい、だったような気がv-356
あとは、その後も行為が続くので最初から満足させるのではなく、少し焦らすような感じが欲しいな、と考えてああしたはずです。

河里一伸 | URL | 2019年03月05日(Tue)18:18 [EDIT]