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河里一伸ぐうたらブログ

フランス書院美少女文庫で、エッチぃな小説を書いている河里一伸です。 このブログでは、自著の紹介と裏話を書いていこうと思います。あまり更新しませんが、よろしければ見ていってください。

悪魔のカメラで催眠支配! ツンツン同級生も新体操部も先生も


 もともとは、某未来の世界の猫型ロボットが出てくる作品の1エピソードでもある、悪魔のパスポートみたいなものをやりたいなー、と思ったのが本作のキッカケでした。このエピソード、思い返してみると私がMC(マインド・コントロール)物に目覚めたキッカケだったかもしれません。いや、何をやってもパスポートを見せれば許されるというのが、やけにツボにはまって、すごく気に入っていたんですよ。
 とはいえ、さすがにパスポートをそのまま使うワケにはいかないので、人を言いなりにできるライセンスカードみたいなものに変更しましたけど。ただ、担当氏から「カードだと絵にしたとき見栄えしない」という指摘を受け、結局は撮影した相手を言いなりにできるカメラにして、今回の作品の原型になった次第です。
 最初は、インスタントカメラみたいな形で、「撮った相手を言いなりにできる」というだけの能力にしていましたが、「カメラなのだから、もっと色々な使い方ができるのでは?」という担当氏の指摘もあり、一眼レフのデジカメにしてモードダイヤルを切り替えることでさまざまな能力を発揮できるようにしました。まぁ、一眼レフじゃなくてもよかったのですが、見栄えという点を考えた場合、コンデジでは物足りないですから、どうしても本格的なものに。
 ただ、カメラの能力もけっこう悩みましたね。支配は当然でしたが、他はかなり考えました。で、発情はエロゲーなどでもしばしばあるネタでお約束として外せず、着せ替えは件の猫型ロボットの話でもあったし、コスプレエッチができて面白そう……という感じで、能力を考えていった次第です。 

 そうして、カメラのことを考えつつ、さらにキャラクター設定も考えていきました。
 最初は、美少女悪魔とかちょっと人外なキャラとのエッチもありにしようと思っていたのですが、これはあえなく却下されて人間だけということに。ただ、「悪魔のカメラ」というネーミングに、美少女悪魔を出していた名残があります。まぁ、元ネタのパスポートの影響が一番大きいんですけどね
 で、色々とアイデアを出していき、まず悪魔のカメラを一眼レフにした時点で、主人公を写真部員にすることは決めました。
 同時に、この際だからと魔術で学校丸ごと催眠支配! にも出した老婆とそっくりの人からカメラを受け取った形にもしました。結果的に、イラストが同じ有末つかささんになったので、まったくの同一人物と考えていいでしょう。
 問題は若宮義親子で、まず義親子にする方針が決まるまでにも、紆余曲折がありましたね。
 なにしろ、支配する対象を学校内の子に限った場合、魔術で学校丸ごと催眠支配! との差別化が不充分な感じになります。かと言って、外部の人間まで手を広げると収拾が付かなくなりそうなので、学校内でかつ属性的な部分で違いを出したい、と思ったワケです。そのときに、「親子」というキーワードを思いつき、キャラの年齢などをふまえて朱乃と紫乃に義母の真巳子という義親子関係を作りました。実の親子だと、どうしても年齢設定に無理が生じるため、義理にするしかなかったんですよ。
 キャラクターの性格に関しては、こうした人間関係を作っていく中で、自然に思いついた気がします。いやもう、このあたりから色々と慌ただしくなってきて、ちょっと記憶が曖昧なのですが。
 ただ、朱乃を本編ほど徹底してツンツンにするつもりは、設定の時点ではありませんでした。しかし、本文を書いているうちに「このほうが面白いんじゃないか?」という考えて、実はもうメロメロになっているのに健太の前ではひたすらツンツンするキャラになった次第です。
 ちなみに、キャラの姓はゲラの直前まで「磯原」だったのを、「磯原だとイマイチ映えない」という担当氏からの指摘で、急遽「若宮」に変えた、という経緯があります。なので、私の中では未だに彼女たちは「磯原」のほうがしっくりきていたり
 サブキャラたちに関しては、当初の予定ではもうちょっとしっかり描くつもりだったのですが、如何せんページ数が限られているため、メインキャラのシーンを優先する形になってしまいました。それでもサブキャラを出したのは、どんどん支配していく(支配が広がっている)ことを描くためです。あと、カメラの性能を発揮する機会を増やすため、というのもありますが。若宮義親子にばかり使っているのでは、せっかくのカメラの能力が勿体ないですからね。

 ストーリーのほうは、「カメラの能力を活かす」という点で、かなり苦労しました。初稿からの書き直しもしていますし、バタバタしている中で、中規模と言えるやや大きめの改稿を行ないましたよ。
 ちなみに、エピローグは最初、文化祭のあとの特別後夜祭をやるつもりでした。しかし、担当氏からの意見で本文のような少し時間を飛ばした形に変更した次第。
 正直、特別後夜祭も描きたかったのですが、ページの都合もあってこれは泣く泣くカットしました。
 
 それにしても、私は1月発売のつもりで作業をしていたら実は12月発売だった、と知ったときには、さすがに慌てましたね。
 ただでさえ、執筆スケジュールに若干の計算ミスがあり、当初計画していた予定ではできない状況になっていたんです。ところが、加えて発売月もこちらの想定より1ヶ月早いと言うのですから、聞いたときには本当に頭を抱えましたよ。
 もちろん、何もなければそれでも充分に間に合ったと思います。しかし、ちょうどその頃、ブログでも「個人的な事情」という形で若干触れていた通り、諸々あってしばらく実家に戻ったり、自宅と実家を往復したりということをしていたんです。そのぶん時間が削られてしまい、正直なところいつもより執筆時間が限定されて、ただでさえタイトなスケジュールがますますキツキツになりました。
 結局、ゲラも実家に送ってもらい、諸々の合間を縫ってなんとかチェックを進めて、かろうじて間に合わせた次第です。いやもう、個人のことも仕事も、すべて滞りなくクリアできたのは、我ながらよくやったと思います。
 ただ、その慌ただしさのせいだけでもないのでしょうが、1ヶ所だけ絵と文章の齟齬が生じてしまい、辻褄を合わせるために少し読者の皆さんには「ん?」と思われるであろう部分ができてしまいました。
 本当に、今回は執筆中に色んなことがあって、普段はないような危機感と疲労感の中で仕事をしていた気がします。

 イラストの有末つかささんとは、「魔術で学校丸ごと催眠支配! 」から二度目のタッグで、真巳子のキャラデについて少し意見を述べたものの、それ以外はほぼお任せでしたね。もう充分に実績のある方なので信頼していましたが、まさに期待通りという感じで、イラスト面では非常に満足しています。

 今回、販促SSを3種類書きました。
 それぞれ、健太、朱乃、紫乃と主人公を変えたのは、「3種類」と聞いたときにすぐ思いついたことです。真巳子を入れなかったのは、人妻の視点での話を望む人は少ないだろう、という判断でして
 ただ、今回はとにかく実家に帰っている最中に番外編の原稿を書かなくてはならなかったので、時間が足りなくて参りました。よりによって、このバタついているときに3種類も書くのか、と最初は青くなりましたね。いくら短編とはいえ……いや、短編だからこそ、行数制限が厳しくて、それに収まるネタと文章で書かなくてはいけないですから。
 いつもなら問題ないスケジュールでも、今回ばかりは「大丈夫かな?」と我ながら心配になりました。もっとも、それでもきっちりと〆切を守ってこなしましたけど。
 それぞれの内容については、真っ先に思いついたのは紫乃の話でした。紫乃と老婆のエピソードは、本編では地の文で軽く触れただけだったので、もう少しちゃんとやっておきたかった、という思いがずっとあり、今回はちょうどいいと思ったんですよ。まぁ、書いたあとに「ちょっと地味かな」とは思いましたが
 次に思いついたのは、朱乃の話です。、表面上はツンツンしながらも実は健太に惹かれてしまった、という部分をもうちょっと描いておきたい、という気持ちがあったので、その部分を番外編として書いたワケです。
 健太の話をどうするかは、けっこう悩みました。最初は、カットした特別後夜祭をやろうかと思いましたが、どう考えても行数的に無理があって諦め、やっぱりエピローグ前の話が一番いいだろうと思って、朱乃の妊娠発覚という部分を描くことにした次第です。

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コメント


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 この作品の感想です。
 河里作品で妊娠エンドな作品って初めて買ったな。
 美少女文庫で人妻ヒロインって河里作品では初めてかも。
 水泳、テニス、新体操とエロシーンに使われる頻度の高いスポーツの三大定番で、それぞれのヒロインとの行為は気に入っているし好きです。
 でも古い話ですが「スポ恋」とは違い他の部員も登場させているのに彼女達を巻き込むシーンがないのは残念でした。生徒会もそうだ。
 ページの都合なので仕方ないのだろうけど。
 いっその事朱乃に生徒会役員も兼任させていたらとも思った。
 あと、真巳子は人妻にせず三姉妹物にした方が、とも思いましたね。彼女だけ血がつながらないという設定で。
 寝取られ系が好きじゃないからなんですが。
 
 ラストは特別後夜祭にしてほしかったです。
 彼女達との行為は好きだし気に入ってますが、それだけにヒロインをこの三人に絞るか、他の部員との絡みをもっと見せるかにしてほしかったと思いました。
 あと、ラッキースケベをカメラのエネルギーにしているのならばそれが起きなくなっている事を主人公に自覚させてほしかったなぁとも思いましたね。
 最初の一回だけと言うのは惜しい展開でした。
 あと一、二回あのラッキースケベを見たかった。

 河里さんの文体のせいでそうは感じませんが、この主人公はとんでもなく外道な奴だなぁと思いました。
 あの三人、いや四人の未来が、限りなく不安です。

mtk | URL | 2015年01月26日(Mon)21:33 [EDIT]


感想ありがとうございます

>mtk さん
「悪魔のカメラで催眠支配!」の感想、ありがとうございます。
お気に召さなかった点もあったようですが、趣味嗜好のこともさることながら、ページ数が限られている中ですべての事柄を丹念に描き切るのは難しい、ということでご理解いただけたらと思います。
健太は、確かに端から見たら外道でしょうね(^_^;

少し先になると思いますが、次作もよろしくお願いします。

河里一伸 | URL | 2015年01月28日(Wed)14:43 [EDIT]