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河里一伸ぐうたらブログ

フランス書院美少女文庫で、エッチぃな小説を書いている河里一伸です。 このブログでは、自著の紹介と裏話を書いていこうと思います。あまり更新しませんが、よろしければ見ていってください。

強制発情! 妹の開発したヒミツ道具で幼なじみ、先生、アイドルを……


 初期の素案段階では、女性キャラたちに嫌われている主人公に特殊な能力を持たせ、復讐のためにやりたい放題する、という方向で考えていました。
 ただ、それだと学校全体、さらに最後には街まで支配していた前作「魔術で学校丸ごと催眠支配!」に比べて、どうしてもスケールダウンした印象が否めません。
 結局、初期案にいた「お兄ちゃんのことが大好きすぎる妹」を天才にして、貶められた兄のために未来の世界の猫型ロボットよろしくヒートガン(発情銃)を貸してくれた、という形に切り口をやや変えてみました。
 ちなみに、「お兄ちゃん大好き」妹というキャラは、過去の河里作品でも何人かいましたが、華歩に関しては工房の魔女や塔の魔女が出てくる某作品のブラコン妹がヒントになっています。まぁ、見た目などはまったく変えて、「極度のブラコン」という点だけピックアップしたのですが、行動の一部などはあのキャラを参考にしました。
 ただ、初期案ではヒートガンも使い捨てで、とにかく件の猫型ロボットみたいにいろんな発明品を出そうかと考えていたものの、そこは担当氏から「絞ってくれ」と言われたため、ヒートガンを中心に使うことにしました。
 確かに、発明品をあれこれ出すのもいいのですが、タイトルに使えるような核となる発明品は必要でしょう。で、ヒートガンを中心アイテムに選んで私が考えたタイトルは、「発情させちゃう!」でした 我ながら、復讐ものとは思えない軽いタイトル……

 とにもかくにも、華歩の設定とヒートガンの設定を作り、華歩を入れて4人がメインと決まると、あとはもう残る3人のヒロインをどういう人間にするか、という話になります。
 今回は、主人公の復讐ということを主眼にしたため、まず主人公に殴る蹴るの暴力を振るう格闘少女は必要だろう、と考えました。そういう圧倒的な力を持つ相手を屈服させることが、達成感にもつながりますからね。そこで、鈴鹿というキャラクターが生まれました。
 次に思いついたのは、意外に思うかも知れませんがアイドルの弥生です。学校内の人間だけに限ってしまうと、「魔術で……」との比較でどうしても差別化しづらいので、接点を設けるために同じ学校にはしたものの高嶺の花のアイドル歌手、という設定になりました。表の顔と裏の顔がまったく異なるアイドルに、立ち直れなくなりそうなくらい心を傷つけられ、積もり積もっていたものが爆発して復讐を決意する、という流れは、あり得そうなことですし。
 ちなみに、初期案の弥生は単独活動しているアイドルだったのですが、担当氏から「今はグループアイドルのほうがいい」(あとはエッチシーンのバリエーションの問題ですね)と言われ、グループを設定しました。
 ただ、当初は「ミラクルレインボーA(エース)」という7人組で考えたものの、これは「多すぎ」と指摘を受けて却下。実際、「魔術で……」の際もプールでの多人数プレイを書くのは苦労しましたし、「7人で書いたら絶対に枚数オーバーするだろうなぁ」と思っていたので、人数削減は当然と言えたでしょう。
 そうして、ネーミングなどにちょっと悩んだものの、「チャーミング4」というグループができあがりました。このグループ名については、モデルというほどではないものの若干意識したグループがあります。とはいえ、ずいぶん前に解散していますし、あっちは5人組だったので分かる人はほとんどいないと思いますけど。
 ミラクルレインボーAは……後ろにアルファベットがついているので、想像がつくかと
 こうして、格闘少女とアイドルは決まったのですが、あと一人に関しては、女教師にしようか生徒会長にしようかと悩みましたね。
 しかし、「魔術で……」でのメイン級に生徒会長を使っていたこともあり、担当氏と相談して今回は女教師を使おう、という判断になりました。
 ただ、女教師を使うと決めたあと、どういう理由で主人公を苛めるかでかなり悩みましたね。いくら理事長の娘でも、あまり理不尽な個人攻撃をすると、今のご時世では問題になりそうですから。そこで、華歩の発明品で幸太郎が問題を起こした結果、彼女に恨まれるようになった、という流れができあがったわけです。
 なお、佐姫子の「姫」の字は、設定段階では「妃」を使っていたのですが、本文執筆中に「『姫』のほうがいい」と思って、急遽変更した、という経緯があります。いや、本文を書いていて「姫」というあだ名を出した際、それなら名前に含まれている文字を使うほうが自然だろう、と思ったんですよ。で、あだ名から逆に名前に「姫」を入れることを思いついた次第。
 それから、佐姫子の許嫁については、実は本文の第1稿の時点ではいませんでした。これは、第1稿を見せた後、担当氏から「許嫁がいて寝取る感じのほうがいい」と指摘を受け、追加したものです。実際、そのおかげで他のキャラとは少し違ったエッチシーンができたと、我ながら思っています。とはいえ、肉体関係を持つほど深い仲にすると、美少女文庫のキャラ的にイマイチになってしまうので、最近交際しはじめたばかり、ということにしたのですが。

 なお、今回「チャーミング4」に対し、主人公が駅前の大型ビジョンでエッチシーンを中継するという行動を採りました。この部分に関しては、おそらく賛否両論があるだろうと思います。ただ、グループアイドルにして弥生を裏表のある性格にした時点で、アイドルにとっての最大の屈辱を与えるためには、ここまでやらざるを得ませんでした。
 また、弥生以外のメンバーについては、美少女文庫でなければ完全にやり捨てにしていたでしょう。しかし、酷いことをしておいてフォローが全くない状態で話を終わらせると、「自分たちさえよければいいのか?」ということになりそうですし、さすがに美少女文庫では読後感があまりによくないと思って、他のメンバーにも救いを与えました。
 ようは、「恋愛禁止」の立前があるために恋人の存在を公にできなかったり、こっそりセフレを作って遊んでいたりした子達が、くびきから解放されたわけです。アイドルとしてやっていけなくなったことは不幸でしょうけど、彼女たちはそれ以上に大切なものを得た(あるいは取り戻した)、と私は考えています。
 ちなみに、第1稿の時点では大型ビジョンから音声は流していませんでしたし、メンバーも自分たちのエッチな姿が流れていることに本文中では気づいていませんでした。具体的には書いていなかったものの、行為がすべて終わったあとに人が来てその事実を知らされた、という感じだったんですよ。
 そこも担当氏から指摘を受けて、より過激な方向で徹底しようということで修正稿で本編のようにした次第。
 ただ、大型ビジョンの映像を彼女たちに見せること自体は事前の仕掛けでどうにかなるとはいえ、主人公の声が聞こえてしまうと、クラスメイトなどは犯人の正体に気づいてしまうでしょう。そこで、マイクの感度が悪いことにして、小さな声を拾えないようにしました。そして、主人公はそのことを知っているのでカメラを作動させてからはあまり喋らず話しても小声、ということにしたワケです。
  
 今作に関しては、ストーリー面ではほとんど苦労した記憶がありません。また、最初から「オムニバス的に、原則1章で一人ずつ。華歩だけは一回したあとハーレムに」という流れを決めていたので、構成面でもほとんど悩まなかったですね。
 苦労した点と言えば、修正稿でボリュームがかなり増えて枚数超過に陥り、あれこれと削ってなんとか規定枚数に納めたことくらいでしょうか。ページに余裕があれば、各キャラの2回目のエッチシーンをフルに書くこともできたのでしょうが、そこは大人の事情が……
 
 イラストのあいざわひろしさんとは、今回は初コンビとなります。ご自分のブログでキャラのラフを公開していらっしゃいますが、このラフを初めて見たときに私はもう大きな手応えを感じましたね。
 もちろん、中のイラストも予想以上に素晴らしくて大満足です。しかも、通常のイラストだけでなく、攻略後のヒロインたちの絵まで別に描いていただき、大変ありがたく思っています。

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コメント


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 今頃ですが、「強制発情」の感想です。
 面白かった。やはり精神操作系の話は主人公を嫌っているか、
どうも思っていないといったヒロインを攻略するのがいいですね。
 初期の素案は僕もやめてよかったと思いますね。
 単にそういうのが得意な作家は他にいるから作風が重なる気がしてというだけの事ですが。
 一人目は鈴鹿。
 河里さんの作品にはたまに出てくる初期段階がツン100%のヒロインですね。
 幼馴染だけど仲がいいわけでない、という関係が良かったです。
 弥生の主人公に対する態度は、古い話ですが「とりぷる妹アイドル」の生徒会長が主人公振った時よりもひどいなぁと思いましたね。
 表と裏の顔を使い分けている彼女が同じグループの他の女の子の裏の顔に傷つくという展開は驚きでした。
 しかしメンバー4人中3人まで非処女とは思いませんでした。 公開凌辱というのは流石にやり過ぎでは・・・と思ったんですが、犯されている当人達は気持ちよさそうだしいいのかなぁ。
 ちゃんと弥生以外のメンバーのアフターフォローがしてあったのは後味悪くなくていいなぁ。
 あれだけの事がありながらちゃんと学校に来ている弥生って実はメンタル面結構強いのか。
 先生はそういう設定のキャラでしたか。
 主人公だけにきつく当たる理由も「なるほどね」と思いました。
 てっきり百合趣味でも、と思ってましたがそっちの方がもっともらしいです。
 この先生が処女とは思いませんでした。
 婚約者もいるのに・・・なんて思いましたが、Sタイプの女性として高飛車でいる内に経験するタイミングを逸したんでしょうね。
 とはいえ、知識は人並みにあるようですが。
 名前は「姫」ではなく「妃」でもよかったかなぁと思いました。
 「クイーン」とこの場合は呼ばれるのか。
 妹のイメージはドラえもんというよりもキテレツを連想しました。
 秘密道具を「作る」という点から。
 のび太な兄とキテレツな妹という関係になるのか。
 主人公の中では彼女が本命という考えなのでしょうが、Hシーンで見るとおまけのように感じました。
 最初から好意を持っているヒロインなのでそう思ったのかも。
 
 妹との関係からの展開が少し物足りなさを感じましたが、まあ
先の三人が凄すぎたからなのかもしれません。
 とはいえ、最近買った美少女文庫の作品の中ではトップクラスのお気に入りです。
 河里さんの作品の面白さが僕の感性と近いからなんでしょうか。
 
 次回も楽しませてもらえるとありがたいです。
 

  

mtk | URL | 2014年09月03日(Wed)00:11 [EDIT]


感想ありがとうございます。

mtkさん
拙作の感想をありがとうございます。こういう感想をいただくと、本当に励みになります。
今作は、「堕とす」という部分を特に意識したので、華歩以外は全員、ちょっとキツめのキャラになりました。そして、そちらがメインになるぶん、主人公に甘い華歩はややおまけ的な扱いにせざるを得なかったんです。
「ドラえもんよりキテレツ」というのは、言われてみれば確かにそうかもしれませんね。「キテレツ大百科」はあまり見てなかったので、私のイメージから抜け落ちていました。
これからも、応援よろしくお願いします。
 

河里一伸 | URL | 2014年09月05日(Fri)16:56 [EDIT]