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河里一伸ぐうたらブログ

フランス書院美少女文庫で、エッチぃな小説を書いている河里一伸です。 このブログでは、自著の紹介と裏話を書いていこうと思います。あまり更新しませんが、よろしければ見ていってください。

放課後さいみんクラブ


  もともと、「今回は8月刊行で」とのことだったため、催眠とは無縁の夏らしい「海の家もの」を企画していたのですが、「えすかれの『放課後~』で」という担当氏からの要望があり、あれこれ相談した末に「さいみんクラブ」でやろう、ということになりました。
 個人的にMC(マインドコントロール)好きなので、催眠を使ったものをやりたいという願望は密かにありました。ただ、以前「こいまほ~妹は魔法少女~」でMC的なことをやったものの、どうも手応えがイマイチだったんですよね。そのため、河里ハーレムと催眠の食い合わせというのはあまりよくないのではないだろうか、という不安はありました。
 そこを解決するため試行錯誤した末に、超能力幼女たちを登場させて、テレパシーを利用した瞬間催眠術という設定を作ったわけです。ここまでやれば、もうなんでもありだろ!みたいなノリで(^_^;
 とにかく、催眠は本格的なものをやろうとすると導入だけでページを食ってしまいますし、読者の皆さんの多くは催眠導入部分よりもそのあとのエッチなところを見たいワケですからね。ページ数が限られている以上は、どこかで割り切るしかありません。
 また、今回は地の文や主に主人公・貢嗣のセリフに、パロディやオタク的比喩をちょこちょこと入れてみました。いつもは、あまりやらないように意識しているのですけど、今回は主人公の貢嗣がアニ研という設定にGOサインが出たので、意識的に様々なネタを入れています。
 しかしまぁ、美少女文庫内ネタから漫画・アニメ・声優・ゲームネタまで、我ながら本当に統一性のないこと(^_^; すべての元ネタが分かる人は、どれだけいるでしょうか? て言うか、あれこれ入れすぎて自分でも充分には把握していないのですが。
 もちろん、普通のシーンであれこれやっている分、エッチシーンでのオタクネタは控えめにする、というような配慮はしたつもりなのですけど、皆さんどうでしたか? 
 ちなみに、プロローグでの貢嗣の陽葵に対するセリフは、もう少し出版が遅かったら「小清水……」ではなく「荒川……」にしたり、「生存戦略」ネタとか入れていたかもしれません(あちらは「陽毬」ですが)(^_^;
 
 ただ、本文で遊んだ分、今回はキャラの名前でのお遊びはありません。幼女三人については、ネーミング理由を本文で書いていますし、メインの三人のヒロインについても、それぞれの能力にふさわしい名前を考えてつけました。
 翼は言うまでもないと思いますが、元短距離選手という快活さをイメージし、同時に時間跳躍能力を暗示させるためのネーミングです。ま、この名前にした瞬間から、サッカー漫画の主人公と絡めたネタはやろう、と決めていましたけど(^_^;
陽葵は、他人を元気にする力を持つ明るい娘なので、当初は「向日葵(ひまわり)」にしようかと思ったのですが、個人的にイマイチ感が拭えなかったので、「わ」を抜いて「日」を「陽」に変えることにしました。向日葵さんが本当にいたら、すみません。あくまで主観の問題なので、勘弁してください。
 もちろん、「ひまり」という読みを決めた時点で、声優ネタは確定していました(^_^;
 結愛に関しては、テレパシーの前兆とも言える洞察力の持ち主で、「人同士の愛を結ぶ」という意味があります。しかし、彼女だけは名前に絡めたオタクネタが思いつかず……残念?
 ちなみに、貢嗣の名前にも意味があって、読んで字の如く「女の子(の娘)に能力を貢ぐ」という感じで名付けました。男主人公の名前で意味を考えたのは、初めてかも? いつもは、男キャラのネーミングなんてけっこう適当なので(^_^;
 
 内容に関しては、ちょっとSF的な時間ネタなど、従来の河里作品にはないテイストを入れたりしてみました。催眠ものということで、やや好き嫌いが出やすいと思いますが、楽しんでもらえれば幸いです。
 ちなみに、時間遡航というネタについては、タイムリープマシーンなどでてくる今期放送中の某アニメとなんとなくネタ被り感はありますが、これはまったくの偶然です。というのも、私が件のアニメがそういうものだと知ったのは放送を見てからのことで、その初回放送が決定稿となったプロットを担当氏に送った、まさに当日のことでしたから。まぁ、該当アニメを見たときには、さすがにちょっとやっちまった感はありましたけど
 もっとも、あちらは複数の時間軸があるのに対して、こっちはある意味で一つの時間軸で起きる「揺らぎ」を扱っているので、根幹の設定自体が違っています。
 また、存在がその時間軸から消えて最初からいなかったことになる、という点では、むしろ某くぎゅ声な炎髪灼眼キャラが出てくる作品が発想の段階で頭にあったかもしれません。さすがに、そこまでは忘れてしまいましたが

 イラストは、「放課後子づくりクラブ」でも担当してくださった有子瑶一さん。今回も素敵な絵を描いていただき、感謝感激です。
 今回、一部店舗でフェア特典ペーパーに書いた短編で「放課後子づくりクラブ」と世界観がリンクしたのも、有子さんの絵という共通項があればこそです。ペーパーに、書き下ろしの絵はないですけどね。
 もし、この「放課後さいみんクラブ」は買ったけど「放課後子づくりクラブ」を購入してないという方がいたら、是非とも両方揃えてください。本文内ではまったくリンクさせていませんが、ペーパーで世界観に絡みが出てきます。
 特典ペーパーについては、ネタバレになるので念のため隠しておきます。読みたい人は、つづきをどうぞ。 

 一部店舗についた、後日談を描いた特典ペーパーですが、本当は「子づくりクラブ」とのリンクはまったく考えていませんでした。ただ、特典ペーパーで後日談を書くことになったとき、主人公の精子の能力がなんとなく似たものになったことを利用して、世界観をリンクさせることにした次第。
 幸い、本編内で未来では貢嗣の精子に関する研究が始まっている、という情報も入れていましたし、その研究を南雲天音が中心になってやっている、というのはあり得ない話ではないでしょう。
 ちなみに、本当は「子づくりクラブ」の天音と梨華を直接出すつもりでした。しかし、ペーパーは文字数が少なく、二人を出すと何をどうやっても行数をオーバーしてしまうため、泣く泣く間接的な(名前だけの)登場としました。
 
 TSUTAYAの特典ペーパーは、すでにブログ内でも書いていますが、本作の前日譚になります。
 そもそも、TSUTAYAの店舗で書籍販売をしているところ自体が限られているため(私の地元にあるTSUTAYAも書籍は取り扱っていません)、手に入らなかった人も多いと思うので、ここに簡単にストーリーを書いてしまします。
 結愛に部活をしっかりやるように言われて、貢嗣がTSUTAYAに行くと催眠物のアニメDVDを見つける。ただ、部活で見るものだからと棚に戻して無難なものを借り、後日気になってあらためて見に行ったらすでにそのDVDはなくなっていて、タイトルすら分からなくなっていた。
 こんな感じの、ちょっと謎めいた話にしてみました。ちなみに翼はちゃんと出てきますが、陽葵は妹物の作品を避けているという理由付けで地の文だけの登場です。

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コメント


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個人的に「生徒会長を性的に従わせる」というシチュエーションは大好きなのですが……それ以上に陽葵ですね。実妹っていうのもそうですが、とにかくその可愛さにノックアウトされました。あと、チアをやり始めたきっかけがねぇ……兄冥利(?)に尽きるじゃないですか。

知っていたネタは……やや少なめでしたかね。そもそも「オタクだ!」と胸を張って言えるほどの知識がまだないもので。これは勉強が必要ですね(苦笑)

あと、小さなことですが結愛が初体験でなか出しされた時の反応に対する貢嗣の返しが良かったです。催眠って、ホント便利ですね(爆)

だるま特急 | URL | 2011年09月21日(Wed)00:58 [EDIT]


感想ありがとうございます。

だるま特急さん
いつも感想をありがとうございます。
今作は陽葵が好評なようで、ツンデレ実妹の根強い人気をしみじみと感じました。
フィクションにおける催眠術は、ホントに便利です。もっとも、便利すぎるが故に物語がおかしな方向へ行きかねないので、バランスを取るのが難しいのですけど。

河里一伸 | URL | 2011年09月21日(Wed)14:29 [EDIT]