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魔性の糸

 この作品の「女性で破滅する男」という原型自体は、かなり前から「やってみたい」と思っていたのですが、なかなか形にする機会に恵まれませんでした。と言うか、原型から先のストーリーのイメージがピンと来なくて、ペンディングにしていたんですよ。
 それが、2年くらい前でしたか、何かの弾みで「魅力的な若い女性に夢中になった男が、彼女と一緒になるため妻子を手にかける」という大まかな流れのイメージができたので、アイデアとして前任の担当氏に見せて、一応はOKをもらったんです。ところが、担当氏の異動でいったん棚上げになり、その間に「リバーサル~堕ちた女上司~」を思いついて優先したため、さらに形にするのが遅くなりました。
 そんな紆余曲折がありながら、ようやく本作をプロット化し、形にすることができました。
 このような経緯だったこともありで、キャラクターを作るのにまったく苦労はありませんでした。何しろ、琴美は最初から「清楚な見た目に反してエロい」というキャラで考えていましたし、治生は妻子から邪険にされてもなんの反論も行動もできない無気力系中年、という設定しかあり得なかったので。
 ただ、ペンディングした状態でもあれこれと考えてはいたため、頭の中にあった設定を文章化するときに、あまりにも設定が複雑になりそうになったため、「この設定は絶対必要、これはいらない」という取捨選択に多少の苦労はありました。
 そんな感じで、プロットにGOサインが出たものの、ラブロマン文庫の仕事があったため実際に書き出すまでには、少し時間を要しました。もっとも、やってみたかった話だったこともあるのか、書き出したら自分でも驚く早さで完成までこぎ着けたのですが。
 サイコホラー的な作品は、別名義で短編を書いたことがあるものの河里としては初めてですし、そもそもかなり久しぶりだったので、「楽しかった」と言うと語弊はありますが、けっこうノって執筆できたと思います。
 ちなみに、2回目のエッチシーンは、本当ならシックスナインとか挿入までの流れとか、しっかり書くつもりでした。しかし、枚数の都合もあってそれは無理と分かったので、早い段階でカットすることにしました。ここらへんは、短編の辛いところですね。
 また、今回は作品の性質上、前半から中盤にエッチシーンを集中させ、後半はエロなしという展開にしました。ここらへん、読者の皆さんがどう感じるか不安はありますが、気に入ってもらえれば幸いです。
 
 なお、「魔性の糸」というタイトルについては、担当氏から「ネタバレすぎではないか?」という疑問が出たのですが、私は大丈夫だろうと思ってそのままにすることにしました。
 皆さんには、是非とも一度読んだあと、もう一度読み直していただきたいですね。そうすると、このタイトルにした意味がよく分かると思います。

新たな詐欺メールが来ました

本日、私の携帯電話のメアドに、このようなメールが来ました。
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件名:(なし)
本文:
そちらはコロナ大丈夫ですか?
先日の件ですが、こう言う状況ですから色々あると思うので、月曜、火曜等いかがですか?
ご都合どうでしょうか??
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送信者はdocomoメールのメアドで、ヘッダを見てもどうやら本当にdocomoメールから送ってきたようで、一見怪しいところはありませんでした。ただ、見知らぬメアドなので、ともすれば間違いメールのように見えますが、私のメアドは他人と間違いようがないものなので、これは明らかに「間違いじゃないですか?」みたいな返信を誘って、あれこれやろうとする詐欺メールです。
だいたい、よく読むとおかしいですよね?
「そちらはコロナ大丈夫ですか?」と言いつつ、「先日の件ですが」と書いているのは、明らかに矛盾しています。「先日の件」などと書くってことは、少し前にやり取りがあったはず。そうであれば、「そちらはコロナ大丈夫ですか?」などと普通は書かないでしょう。
これは、しばらく間隔が空いた相手に対して使う文言じゃないですか? しかも、「色々あると思うので」と曖昧な言い回しで、具体的な内容を一切書いていません。
おまけに、年末の日曜日にメールをしてきて、「月曜、火曜等いかがですか?」という急かし方。そもそも、「等」ってなんですか? それって、結局いつでもいいってことじゃないの?
加えて、件名を書いていないことと、こちらの名前も自分の名前もいっさい書いていないことも、テンプレートを使って不特定多数にメールを送る詐欺メールの特徴です。
このように、ボロボロとおかしな部分が目について、すぐに怪しいメールと判断できました。
皆さんも、こういったメールが見知らぬメールアドレスから来たときは、迂闊に返信せずに削除しましょう。

詐欺情報3点

 クリスマス・イブに何をやっているんだ、という声が聞こえてきそうですが(笑)、まずは12月17日の読売新聞に出ていた詐欺の情報です。
「署に来て」警官装う電話、全国で相次ぐ…都内だけで591件・新手の詐欺か
 記事内にもあるとおり、警察を装って信用させ、キャッシュカードを騙し取る手法ですね。
 「警察署に来て被害届を出して欲しい」と言われたら、確かに信じてしまいそうです。ただ、記事だけ読んだ限り、そこからどうして「警邏中の警官(刑事?)にキャッシュカードを渡す」ということになるのか、ちょっと分かりにくい気がします。
 おそらく、ターゲットが高齢者ということで、「キャッシュカードを渡してくれれば、こちらで代わりに被害届を書く。被害届を出すときに、キャッシュカードの暗証番号が必要だ」みたいな流れで、カードと暗証番号をゲットするのでしょうけど、詳細がイマイチ掴み切れていません。
 とにかく、警察を装うのも詐欺の常套手段です。若い人は大丈夫だと思いますが、ネットバンキングなど手元で口座残高を確認できない高齢者が引っかかりやすいと思うので、身近に高齢者がいる人は注意喚起をしてあげてください。

 また、私の知人がカニカニ詐欺の影響を被っているそうです。
 なんでも、同居している祖母がその業者からカニを買ってしまい、そのあと「カニを買いませんか?」という電話が、毎日のようにかかってくるようになったとか。
 調べてみたところ、言葉尻を捉えて「同意」と見なし、代引きでカニを送りつける方法だそうです。そうして、いっぺん受け取ってしまうと知人の家のように電話がガンガン鳴るようになって、大変なことになるみたいですね。
 とにかく、祖母が電話に出るとまた買ってしまう可能性があるため、常に気を張っていなくてはならず、ノイローゼ気味になっているとか。
 このカニカニ詐欺は、いっぺん買ってしまうとカモリストに載って、家族がいても騙された人間が出るまでしつこく電話してくるのが特徴なようです。
 こちらも、高齢者が主なターゲットになっており、ネットを調べると「カニは好きですか?」と言った質問に「はい」と答えただけで「了承」と見なして送りつけてくるところもあるみたいですね。また、表示された番号に電話をかけ直しても、電話番号が偽装されたものなのか応答が一切ないそうです。
 ちなみに、知人(の祖母)のところに送られてきたカニは美味しかったらしいのですが、中身がスカスカのカニが送られてきた、という話もネットには出ています。おそらく、知人の家に電話をかけてきたところは、最初にいいカニを送って信用させて、次からクズ商品を送りつけてくるのでしょう。
 ちなみに、この手の業者は電話番号を次々に変え、「○○水産」「××水産」などと名前も変えながらしつこく電話をかけてくるのが特徴です。
 対処法としては、私も知人に教えてあげたのですが、自動応答録音機の設置が有効です。詐欺犯は、自分の声を録音されることを嫌うため、たいていはこれで諦めるでしょう。また、諦めずに電話をした場合でも、前述のような、質問に対する「はい」という答えを了承とみなす、といったやり取りが録音できていれば、録音を元に国民生活センターなどに相談することもできます。
 なお、もしも自分が気付かないうちに同居している祖父母などが騙されてカニを買ってしまった、という場合は、すぐに消費者ホットライン(188)に電話をして、お近くの国民生活センターに相談しましょう。対策を教えてくれるはずです。
 知人の家のように、購入して食べてしまうと、そのあとは既出のとおり大変なことになってしまいますので、よく注意してください。

 また、新型コロナウイルスに関連して、ワクチン接種が始まったアメリカでは、闇業者などによる詐欺(「優先的にワクチンを打てる」などと言ってお金だけ騙し取る)への注意喚起が行われているそうです。
 日本でも、ワクチン接種が始まったら、間違いなくこの手の詐欺は発生するでしょう。
 しかし、ワクチンは適切な温度で管理しないと効果がなくなるので、闇業者如きが扱えるものではありません。また、特定の業者が医療機関に対してワクチン接種の融通を利かせることも、できるはずがありません。そんなことがまかり通ったら、その時点で犯罪でしょう。
 こちらの不安につけ込むのは詐欺の常套手段なので、皆さんもくれぐれも気をつけましょう。

特選小説2021年2月号が発売されました。


 私の読み切り短編「魔性の糸」が掲載されている、「特選小説」2021年2月号が本日発売されました。
 私の手元には、見本も届いています。
 皆さんには、是非ともご購読いただければと思います。
 近況にも書いた通り、「魔性の糸」の裏話は来週、なんとか今年中にアップすることを考えています。ただ、もしかしたら年を越してしまうかも?
 

12月の近況

 朝晩がめっきり寒くなり、昼間も寒い日が増えてきましたが、皆さんは風邪など引いていませんか? 新型コロナウイルス禍も未だに収まらず、医療体制が厳しい状態も続いています。感染リスクがありながら、職務に励む医療従事者の方々に感謝すると共に、自分自身も手洗い、うがい、密回避などの感染対策をしっかり実行して、ワクチンや特効薬が接種できるようになるまで、一人一人が気をつけていきましょう。
 そして、もう12月。今年も、終わりまであと3週間になってしまいましたよ(゚△゚;ノ)ノ 歳を取るにつれ、1年の流れが速くなっていく感じなのですが、今年はコロナ禍で思うように旅行ができずに刺激が乏しかったせいか、ますます早く感じました。
 仕事自体は、今年も単行本3冊と、短編3作、それに週刊金曜日(去年のウチに書いた原稿なので、今年の仕事という気はしませんが)、還付金詐欺に関する講演1本、「中野区地域安全運動のつどい2020」のテレビ出演と、それなりにやらせていただいて、ありがたい限りなのですが。来年はもう少し幅を広げられるといいなぁ、と皮算用をしていたりも。さてはて、どうなることやら?
 
 ところで、まずはその来年の報告から。Twitterにはもう書いているのですが、来年3月刊の新作の仮タイトルがもう発表になっていました。
秘密の若妻バレー部 (仮) (竹書房ラブロマン文庫)
 この作品については、今現在執筆の真っ最中でして、発売日に間に合うように気合いを入れて頑張らねば、と思っているところです。
 先月16日に発売になった「兄嫁とふたりの幼馴染み」のほうも、よろしくお願いしますね。

 また、報告の順番が前後する格好になりますけど、今月21日発売の特選小説2021年2月号にも読み切り作品が掲載されます。こちらも、是非楽しみにしていてください。
 なお、特選小説掲載作品の裏話については発売後の適当なタイミングでアップするつもりですが、年末の最終週はいつもバタバタするので年を越す可能性もあります。あらかじめご了承ください。

なりすまし詐欺メール続報

 昨日に続いて、同じメールアドレスからなりすまし詐欺メールが来ていました。

至急連絡ください、同窓会参加されますか?可否とれてないのあなただけです。

 昨日のは無視できても、こうして立て続けに来ると、「誰かと間違えていませんか?」と返信したくなる人も出て来るかもしれませんね。
 しかし、それこそが詐欺犯の狙いなので、絶対に返信してはいけません。
 だいたい、同窓会について「聞きたい事あるんですけど」から、たった1日で「参加されますか?」になるのは、いくらなんでも飛躍しすぎです。ましてや、昨日は同窓会参加者のような書き方だったのに、今日は幹事のようになっているあたり、もう設定がブレブレにしか見えません。テンプレートで送っているとは分かっているものの、もう少し脈絡などを考えて文を作れ、と言いたくなります。
 だいたい、昨日の今日で私以外の人間全員について参加の可否が取れるって、すごいですよねぇ どれだけすごい連絡網があるのでしょうか?
 とはいえ、たとえ本物であったとしても、こんな失礼な人間が幹事の同窓会など出たくないですね。そもそも、メールの人物が誰か、中学か高校か大学かどの同窓会かも分からず、いつ、どこでやるのかも不明な同窓会に、参加の可否なんて言えません。こっちにも、仕事などの都合があるんですから。
 第一、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中で、色んなところから人が集まって感染リスクが高くなる同窓会に参加なんてしたくないですよ。万が一にも感染したら、3月発売が発表されたばかりの秘密の若妻バレー部の原稿が滞ってしまいますからね。

 そうそう、昨日は書き忘れたのですが、私が迷惑メールと判断する基準がもう1つありました。
メールアドレスが意味不明な文字列のメールは、迷惑メールである
 今回のメールも、0kp(ここにランダムな数字11桁)u@au.comという感じで、送信者の氏名やニックネームを匂わせるものではありませんでした。
 自分の名も書かず、どこの誰か判別することもできないメールアドレスを使ってメールを送ってくる人間に、ろくなのはいないでしょう。
 それに、多くの人がそうだと思いますが、メールアドレスには自分の名前やニックネームなど、身元の分かる情報を混ぜ込んでいるはずです。デタラメなアルファベットと数字の羅列で自分のメアドを作っている人って、いったいどれだけいるんでしょうね? そう考えれば、こういった規則性のないアドレスを使ったメールはすべて迷惑メールだ、と判断していいと思います。
 ただし、個人名に近いメアドで迷惑メールが来ることもあるようなので、すべてのなりすまし詐欺メールにこの判断基準が当てはまるわけではありません。したがって、これは判断の1つの材料になれば、程度と考えておいてください。 

「同窓会の件」というメールが来ました

 本日、スマートフォンの携帯電話のメールアドレスに、@au.comを利用した件名のないメールが届きました。
 本文の内容は、以下の通りです。

 お久しぶりです。同窓会の件で聞きたい事あるんですけどいいですか?

 これだけです。
 URLもないので、何も知らないと「誰かと間違えていませんか?」とうっかり返信しそうですよね。
 しかし、返信してしまうと、相手はさらにメールのやり取りを続けようとしてきます。そして、最終的には有料サイトに誘導して高額な利用料などを払わせるわけです。あるいは、偽のサイトに誘導して個人情報を盗み出す、「兄が事故に遭った」とか同情を引くようなことを書いて「少しお金を貸して欲しい」みたいな形でお金を振り込ませようとする、「会いませんか?」的な形で話を振ってくる(当然、怪しい勧誘や詐欺です)などのケースもあるようですね。
 これは、いわゆる「なりすまし詐欺」というものです。 「同窓会の件で」だけでググってみるだけでも、まったく同じか、似たような文面で多くの人のところにメールが届いていることが分かります。
 まぁ、私の場合、ケータイのメアドがメアドなので、見知らぬ誰かが「他の誰かと間違えてメールを送る」ということはまず考えられません。したがって、この手のメールはすぐに詐欺だと分かるんですよ。どこから漏れたのか、というのは気になるところですが、それはこちらで知る術はないのでどうしようもないですね。
 ちなみに、この手のメールが怪しいか否かを判断する基準は人それぞれ違うと思いますが、私は以下で判断しています。
 知らないメアドからメールが来た場合、こちらと相手の名前が入っているか否か?
 今回のメールもそうですが、名前を入れていないメールは定型文で送っている可能性が高く、また相手がメールアドレスしか入手できていない、と判断できます。ましてや、何度もやり取りしている友人・知人ならまだしも、初めてメールを送るときにこちらの名前も書かず、「○○の××です」と自分の名前も書かないなど、非常識極まりないですからね。したがって、私は知らないメアドから来て自分の名前が入っていないメールは、すべてなりすまし詐欺と断定して即座にゴミ箱行きにしています。
 そして、対応策ですが、残念ながら相手のメールアドレスをいくら「拒否」に設定しても、相手はメアドを偽装して次々に送ってくるので、イタチごっこにしかなりません。かと言って、文言で弾こうとしても、この手のメールは文面のパターンがいくつかあり、さらに進化もしているため、すべてを登録するのは非現実的です。
 となると、打てる手は1つ。
「この手のメールは無視する」です。
 これが、シンプルかつもっとも確実な方法になります。
 詐欺と分かっていても、絶対に返信してはいけません。一度返信すると、そのメールアドレスは他の業者にも流れて、迷惑メールが続々と届くようになりますからね。最終的には、メールアドレスを変更しないと収拾が付かなくなるかもしれませんよ。
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プロフィール

河里一伸

Author:河里一伸
職業は一応、官能小説家ということになりますね。このブログは、タイトルの通りぐうたらのんびり、仕事のことを中心に書いていきます。
ちなみに、河里の漢字は「川」ではなく「河」で、読みは「かわさと」ではなく「かわざと」です。
表に出したくないお話や仕事の依頼などは、こちらのメールフォームにご記入ください。ただし、仕事以外のことに関して、当方からの返信は原則としてしません。質問等は、基本的にブログのコメントでお願いします。
還付金詐欺の被害に遭っているので、それに関する体験談の講演や原稿の依頼も受けつけています。
なお、コメントは日本語のみの受け付けとなっています。外国語のコメントは受け付けないよう設定してあるので、あしからず。

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