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10月の近況

 妙に暑くなったり、涼しくなったりを繰り返しつつ、次第に秋の気配が深まってきましたが、皆さんは風邪など引いていませんか?
 私は、危ういところ……というか、少し前に鼻風邪を引いてしまいました(TД⊂ もうほとんど治りましたが、さすがにゴミ箱一杯のティッシュの山ができたときには、ちょっとゲンナリしましたね。ただ、あとは喉が少し痛くなったくらいで、食欲も落ちず体調を大きく崩すこともなかったので、どうにか踏みとどまったという感じです。
 皆さんも、風邪には気をつけましょうね。

 さて、すでにこのブログでも告知していますが、来月13日に私の最新作「女上司のみだれ顔」が竹書房ラブロマン文庫から出ることになりました!
 内容は、まぁいつも通りと言えばいつも通りではありますが
 ちなみに、ゲラチェックはもう終わっているので、発売が遅れることはないはずです。あと1ヶ月あまりですが、皆さんには楽しみに待っていていただければと思います。
 なお、表紙の公開など動きがあったらブログを更新していくつもりです。

泥酔した義姉を

 特選小説2017年11月号に掲載された、第2作目の短編作品です。
 タイトルだけ見ると、凌辱か誘惑か判断がつきかねるかもしれませんが、基本的に特選小説では凌辱系で行く方針なので(今後どうなるかはともかく少なくとも現時点では)、凌辱色の強いものになっています。
 もともとは、自分が酒を飲んでよく寝てしまうことから、「もし、女性が泥酔して寝たところを襲われたら」と想像して、この作品のアイデアが閃きました。まぁ、私は基本的に泥酔状態になるほど酒を飲まない……と言うか、そこまで飲めないですし、許容量を超すと身体が酒を受けつけなくなる上に絶対二日酔いになる、という困った体質なので、今は二日酔いを避けるため飲み過ぎないようにそこそこ自重はしています。飲まない、という選択はないのですが
 ちなみに、編集部にはこの作品以外にもいくつかネタを出したのですが、今回は本作がいいだろうということになりました。ネタ的には、よりやってみたいものはあったのですが、担当氏と話していて想定していなかった方向性が見えたので、それを練り込む時間が必要になって今回はパスということにしました。
 
 さて、そんなワケで「泥酔した義姉を」をやることになったのですが、ヒロインをキャリアウーマンにすることは決めていたものの、彼女が泥酔するほど酒を飲む理由については、ちょっと悩みましたね。結局、プロジェクトリーダーをしていたプロジェクトが打ち切られて、やけ酒を飲んだということにしたのですが、最初は「男に振られた」とかも考えていました。しかし、キャリアウーマンということを考えて、仕事絡みの挫折としたほうがいいと考えて、本編のようになった次第です。
 ちなみに、プレミアムフライデーで早上がりできたからはしご酒をした、ということにしたのですが、「プレミアムフライデーは、それほど知られていないのではないか?」と担当氏からツッコミを入れられました。しかし、言葉の認知度自体は極めて高いとネット上のアンケートで出ていたので(実際に恩恵を受けている人は少ないようですが、亜耶の仕事先は一流企業という設定なので)、そこはデータを元に押し切りました。
 だいたい、通常の定時上がりで酒に強い亜耶が泥酔するほど飲むとなると、けっこう帰りが遅くなると思うので、基本引きこもりの栄樹が遭遇しない可能性がありますからね。本編では、文字数の都合でカットしたのですが、栄樹が部屋から出ていたのは入浴した直後だから、ということにしていました。そうなると、晩ご飯を食べて一息ついたら入浴ということになるでしょうから、そんなに遅い時間じゃないですよね。
 栄樹を引きこもりにしたのは、亜耶と対極のキャラにするためです。栄樹にとって、亜耶は憧れでもありコンプレックスでもある、ということで、キャラを組み立てていきました。ただ、当初はもっと二人の間を険悪にしていて、無防備な亜耶を見た栄樹が、「どうせ嫌われているんだから、今より嫌われても構うもんか」と手を出す感じにしていたのです。が、そこは担当氏の意見もあって、マイルドにと言うか、憧れの相手に手を出す背徳感みたいなものを強めることになりました。まぁ、この修正は第1稿を出してから行なったのですが。
 また、今回は短編ながら亜耶視点も盛り込むことを最初から考えていました。通常、短編では視点を一人に固定したほうがいい、と言われるのですが、出来の悪い義弟にいいようにされてしまう女性の心理を描いてみたかったこともあり、あえて挑戦してみた次第です。
 
 ということで執筆に取りかかったものの、第1稿はやはり枚数の問題が大きくのしかかりました。前述の通り、栄樹が風呂から出た直後だ、ということを書いていると、どうしてもページ数をオーバーしてしまうのです。そのため、そのシーンをバッサリカットし、さらには両親がヨーロッパ旅行中だということも、かなり簡潔に抑えました。まぁ、両親の旅行については、地の文だとどうしても少し長めになるため、最終的には亜耶のセリフとして言わせることで、どうにか解決しましたが。
 「肉体操作 息子の嫁を…」のときにも思いましたが、短編というのは必要なことに絞り込んで書かなくてはならないので、本当に大変です。ただ、丸1冊の原稿を書くことに慣れた身としては、短編の書き方はまた勉強にもなっていいのですけど。
 そうして、第1稿ができて、少し早めに担当氏にお送りして、チェックしていただいて第2稿の修正をしました。この段階でも、それなりに修正があって、けっこう苦労しましたね。とはいえ、どちらかと言えば、「ここは余計」「ここはふくらませて」みたいな感じの指示が多く、大筋で変更したところと言えば、前述の栄樹の亜耶に対する感情を、愛憎が入り混じっているものから、我慢できなくなって憧れの相手に手を出す、という感じにしたくらいでしょうか。

  なお、タイトルに関しては企画段階からこのままで、「他にいいタイトルはないかな?」と思いつつも、そのままにしてしまいました。まぁ、これが本作のベストタイトルという気もしていますけど。
 一応、「この先どうなるんだろう?」という余韻を残す終わり方をさせましたが、この先のことは読んでくださった方のご想像にお任せしたいと思います。
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プロフィール

河里一伸

Author:河里一伸
職業は一応、官能小説家ということになりますね。このブログは、タイトルの通りぐうたらのんびり、仕事のことを中心に書いていきます。
ちなみに、河里の漢字は「川」ではなく「河」で、読みは「かわさと」ではなく「かわざと」です。
表に出したくないお話や仕事の依頼などは、こちらのメールフォームにご記入ください。ただし、仕事以外のことに関して、当方からの返信は原則としてしません。質問等は、基本的にブログのコメントでお願いします。
還付金詐欺の被害に遭っているので、それに関する体験談の講演や原稿の依頼も受けつけています。
なお、コメントは日本語のみの受け付けとなっています。外国語のコメントは受け付けないよう設定してあるので、あしからず。

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