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河里一伸ぐうたらブログ

フランス書院美少女文庫で、エッチぃな小説を書いている河里一伸です。 このブログでは、自著の紹介と裏話を書いていこうと思います。あまり更新しませんが、よろしければ見ていってください。

おんせん部!

 河里一伸としては、初となる一般向けライトノベルです。
 もともとは、ある筋の紹介で別作品の企画を出したところ、「やってみようか」ということになって、このラノ文庫とのご縁ができました。
 しかし、その作品は色々あってボツになり、新しい企画を作ることに。そうして新たに出した数本の企画の1本が、本作の原型となったものでした。その頃は、タイトルを「おんせん!」で考えていて「部」はなかったのですけど、これは編集部の判断で付きました。結果的には、よかったと思っていますが。
 で、あとがきでも簡単に述べている通り、もともとの発想としては「『銭湯で戦闘』があるなら、『温泉で温戦』があってもいいじゃん」程度のものから始まっていたりします
 もう少し細かく説明すると、私は250ccのバイクを買ってから温泉に行くのが趣味のようになり、関東近県の温泉地にちょくちょく出かけていました。
 そんなある日、温泉に入りながら某アニメの温泉回を思い出したのです。あれは、覗きを阻止するためにセントリーガンや地雷を使っていましたが、それを仕掛けたのは主人公であり、女の子たちは男子の覗き行為に気づいていませんでした。
 だけど、もしも女子が男子の行為に気づいて妨害するのだとしたら、競技的な形として成り立つんじゃないか? そうだ! 「銭湯で戦闘」ならぬ「温泉で温戦」って面白いんじゃね!?
 こうして、「男女が浴衣姿で、覗きの権利を賭けたバトルを繰り広げる」という本作のコンセプトを思いつきました。しっかし、改めて思い返して文字にしてみると、我ながらなんともはやな発想ですね 
 もっとも、最初は温泉旅館を舞台にした某アニメで1話だけあったようなサバゲー要素を取り入れて、キャラたちにエアガンやペイント弾を使わせようと思っていたんですよ。けれども、これは担当氏から「それはないほうがいい」と言われて、武器を「原則として旅館にあるもの」に限定しました。おかげで、デッキブラシとか浴用タオル等を使った、ちょっとおかしなバトルが生まれたのですが。
 ただ、こうして書くと安直な発想であっさり生まれたように見えますが、実際に形にするまでには若干の時間を要しました。基本コンセプトは思いついたものの、それ以上がなかなかできず、しばらく放置して色々な作品に触れる中で次第に形が定まっていったのです。
 トラップの使用に関しては、当初のアイデア段階では男子にも使わせようかと思っていました。しかし、プロットを詰めていく時点で、男女の条件があまりに対等だと女子が温戦を受けないのではないか、ということに気づき、トラップは女子(あるいは防衛側)だけに許された特権にしました。
 キャラクターに関しては、真っ先に思いついたのが麗那でした。金髪お嬢様が浴衣姿で戦う、というイメージが
先に立って、そこから派生させていく感じで各キャラを思いついていった感じですね。
 ただ、設定を固めていくにつれ、麗那はメインヒロインにするにはあまりに強すぎる(お嬢様だし、ラスボスにしかならない)ことが分かって、メインにもっと身近な感じがする由香を設定した次第。
 まぁ、それでもやはり表紙でも目立っているように、麗那が作品の先導役なんですけどね(^_^;
 とはいえ、さすがに一度に9人ものキャラクターを出したため、ページ数とキャラ描写のバランスには苦労しました。
 あと、本作は河里としてはエロス描写がかなり控えめですが、これは今回「温戦」という競技を見せることを優先したのと、端から見たら馬鹿なことを大真面目に全力でやっている姿を描きたかったということ、それにもう一つ大人の事情があります。続巻を出せるなら、各キャラクターの描写を深めるのと同時に、せっかくですからちょっとエッチぃシーンももっと増やしたいですね。出せれば、ですが

 ちなみに、あくまでも裏設定ですが、覗きの実行は男子→女子とは限りません。ルール上は、女子が男子の入浴を覗くことも可能です。しかし、誰もそんなことをやりたがらないため死文化している、という(^_^; そんな設定も、実はあったりします。皆さんだって、女子が男子の裸を覗こうとするシチュエーションなんて、別に見たくないですよねぇ?
 なお、あとがきにも書いたように、本作は現地の地名などはなるべくそのまま出すように心がけました。また、地形なども多少のアレンジは加えているものの、可能な限りそのまま描写しています。 
 ただし、第2章の鬼怒川温泉に関しては、季節や天候による水量の変化もあって正確に描くのが困難なため、けっこうハッタリをかましています(^_^ゞ まぁ、あとがきにも書いたように、歴史が少し違って温戦がある世界なので、そこは気にしないでもらえたら、と。

 老神温泉を舞台にした第3章ですが、実は当初、四万温泉を舞台にしようと思っていました。しかし、グーグルマップのストリートビューで確認しても、どうもしっくり来なかったため、ストリートビューでは映らないような場所もじかに確認してみようと思って、実際に現地にも赴いてあちこち見て回りました。
 その結果、どうも今回の学校対抗戦の舞台として使いにくいと感じたため、四万温泉は却下。新たな場所を探して、老神温泉に行き着きました。
 ストリートビューって、現地へ行く前にあらかじめある程度の地形が掴めるのがありがたいですよね。ただ、道路に面したところしかフォローできませんし、やはり現地に行かなくては分からないこともあります。そのため、いっぱいいっぱいの状態だったながらも、老神温泉へ実際に行ってこの目で温戦の舞台にした場所を見てきましたよ。
 とはいえ、せっかくですし続編を出せるなら、四万温泉も使いたいのですけど……。
 なお、「隧道」の「隧」の字に関しては、現地のトンネルの表記を見るとなんか字が違うっぽく見えるのですが、字体による差異であろうということで作中では普通の字を使っています。
 ちなみに、気づいた人も多いかもしれませんが、学校対抗戦の相手校・琴能高校の名前は、ひっくり返すと「のうきん(脳筋)」だったりします 最初は、字だけ変えて「のうきん(←漢字)高校」にしようかとも思ったのですが、さすがにあまりにあんまりな気がして「きんのう(琴能)」にしました。

 イラストのしまちよさんには、体調が優れないところを頑張っていただきました。本当にありがとうございます。
 キャラクターデザインは、まさに私のイメージ通りで、絵を見たときにイマジネーションがよりかき立てられました。なんとか続巻にこぎ着けて、しまちよさんの美麗な挿絵をもっと見たいものです。

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サイン本

 Twitterには呟きましたが、「スクールライブ・オンライン」の木野裕喜さんと共に、書泉ブックマート、書泉ブックタワー、ヨドバシアキバ有隣堂、メロンブックス秋葉原1号店、K-BOOKS秋葉原本館に、「おんせん部! 」のサイン本を置いていただきました。
 また、K-BOOKS秋葉原本館では美少女文庫の既刊「ヴァンパイア生徒会に吸われるだけ! 」と「スポ婚! お相手は女神三姉妹」にもサインをしました。本当は、その予定などなかったのですが、現場でのノリで……
 もっとも、洒落たサインなんてないので、ただ署名しただけですが。木野さんは、ちゃんと格好いいサインを用意していたんですよね。私も、見習うべきかもしれません。
 ちゃんとしたサインができたら、逆に単なる署名の今回のサインがレアになるかも?(^_^;
 まだ購入されていない方は、是非ともよろしくお願いしますね。
 ただし、「おんせん部!」は全年齢ですが、美少女文庫のほうは店舗側の判断で18歳未満の方は購入できませんので悪しからず。

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6月の近況

 梅雨入りして、かなり暑い日も増えてきましたが、皆さんは体調など崩していませんか?
 
 さて、今月……というか本日、宝島社のこのライトノベルがすごい!文庫からおんせん部!が発売になりました!
 いや~、近況と同時に本が出るというのは、なんとも不思議な感覚ですね(^_^; とはいえ、実際には一昨日か昨日くらいから都内の書店では並んでいたようで、私も昨日の時点でもう店頭で見つけていましたが。
 こちら、普段の美少女文庫やフランス書院文庫の作品とは違うタイプの話なので、驚く人もいるかもしれませんけど、是非とも買って読んでいただければと思います。
 しまちよさんの美麗なイラストだけでも、手にする価値はありますよ~(^o^)
 恒例の裏話については、1週間後くらいを目処にアップするつもりですので(多少遅れるかも)、こちらもお楽しみに。
 ちなみに、同時に発売になったのは次の作品です。
「スクールライブ・オンライン」木野裕喜/hatsuko
 木野さんは、第1回『このライトノベルがすごい!』大賞の優秀賞を受賞された方ですね。生え抜きのこのラノ文庫作家さんです。こちらも、よろしければご購入ください。

 なお、今月の美少女文庫は以下の2冊が18日頃配本になります。
「お姉ちゃんは発情中!恋のキューピットに出逢ったら……残念、アルパカでした!」みかづき紅月/有末つかさ
えすかれシリーズ「ツンアヘハーレム 放課後イキ顔撮影会」上原りょう/水島☆多也

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