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河里一伸ぐうたらブログ

フランス書院美少女文庫で、エッチぃな小説を書いている河里一伸です。 このブログでは、自著の紹介と裏話を書いていこうと思います。あまり更新しませんが、よろしければ見ていってください。

牧場の四姉妹【甘い生活】


 本作は、河里のフランス書院文庫からの記念すべき第5作目となります。
 どうして牧場を舞台にしたかというと、まだちょっと暑さが残っている時期に、担当氏とランチを食べながら次作をどうするか話し合いつつ雑談をしていたときのことでした。
河「実は、6月に北海道に行きまして」
担「北海道、いいですねぇ。牧場とかいいですねぇ。そうだ。次は牧場ものにしましょう」
河「へ? マジですか?」
 と言うようなやり取りがあって(正確ではないものの概ねこんな感じでした)、牧場を舞台にすることになったわけです。
 しかし、当初出した4案はすべてボツ、その次に3つ出した素案のうち1つをベースにプロットを作りました。
 ただ、最初は某執事が出てくる漫画みたいに、母親が多額の借金した挙げ句に蒸発して、途方に暮れた主人公が、最後のツテで母親の兄が経営している牧場を訪れたら四姉妹だけがいて……というような形を考えていたんですね。まるで、どこかの執事が経験したような話ですが で、借金取りみたいな連中が出てきて、クライマックスでいざこざが起きる展開にしていました。
 しかし、この設定は「話が重くなる」ということで却下され、借金関係のエピソードをなしにした上で、四姉妹と貴昭を義姉弟の関係にすることになりました。
 が、ここで問題になるのは、「どうすれば物語が動くのか?」という点です。両親が別居して、貴昭が実母について行って牧場に8年ぶりに戻ってきた、ということはけっこうあっさり決まったんですよ。ただ、両親が結婚していながらも別居状態で、しかも夫婦仲が悪いワケではない、という状況をどうやって作るかに腐心しましたね。
 結局、母親を病気にして牧場から離れざるを得なかった、という形にしたのですが、病気に関しても実は書き直しをしています。私の1稿目だと、母親が牧場生活になじめず精神的な病になって、むしろ回復の兆しがまったくないという感じでした。しかし、担当氏から「どうしても暗い感じが残る」と言われ、試行錯誤の末に本文のような形にしたわけです。
 どうも、初期案の借金をした挙げ句に蒸発したという貴昭の母のネガティブなイメージが、私の中でなかなか拭えなかったために、母親の病気をつい重い方向に考えていたようです。
 そんな感じで、ネガティブな設定を可能な限り払拭して、本作ができたワケです。
 
 キャラの名前に関しては、四姉妹は本文でも書いたとおり植物の名前から取っているため、遊びはほぼありません。もっとも、季節と「名前にしてもおかしくないもの」という基準で名前を選んだので、実はかなり適当なんですけど
 あと、牛の名前と椿希の現在の姓などでは、ちょっと遊んでいます(^o^; それを意識すると、実は「富坂」という姓も遊び要素があったり……気づいたでしょうか?

 ちなみに、本当なら北海道の牧場を実際に見に行きたかったのですが、他の仕事の都合もあってそんな時間はまったく取れず、関東圏にある牧場へ行って牛の乳搾り体験をしたり牛舎などの写真を撮ったり、という程度しか取材ができませんでした。残念。
 また、今回は年内発売を目指していたことから〆切がかなりタイトになって、いつになく切羽詰まった状態で執筆していました。その頃に枕を買い換えて、それが合わなかったせいでしょう、寝違えて酷い肩凝りになり、それは今も治りきってはいません。
 加えて、ゲラが届いたときにエピローグだけ丸々抜けていて、「あれ? 枚数の都合でエピローグカット?」と思って担当氏に問い合わせたらミスだったと分かり、ゲラを直接フランス書院へ持って行ってその場でエピローグのゲラに朱を入れたりしました
 とにかく、色々と苦労が絶えなかった、それだけに思い入れの深い作品になった気がします。 

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昨日配本!

 うっかり告知を忘れていましたが、昨日フランス書院文庫「牧場の四姉妹【甘い生活】」が配本になりました。早ければ昨日中に、そうでなくても大都市圏は今日中に発売されると思います。
 皆さん、よろしくお願いしますね。

 裏話は、1週間後を目処に……最悪でも、年内には書くつもりです。多分、時間はできると思うので
 

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12月の近況

 あああああ……12月ですよ。今年も、もうすぐ終わりじゃないですか~
 今年は、3月に東日本大震災がありました。あの地震と津波で、家やご家族を失われた方々のことを思うと、今でも胸が痛みます。
 震災で被災された方々は、寒さが厳しい季節になっていちだんと大変かと思います。お身体には、くれぐれも気をつけてください。
 皆さんにとって、今年はどんな1年でしたか? いい年になった人は来年も、イマイチだった人は来年こそ素晴らしい1年になると信じて、前向きにやっていきましょう。
 
 私にとってのこの1年は、非常に充実したものでした。なにしろ、美少女文庫では2月に「子づくりアイランド」、8月に「放課後さいみんクラブ」、11月に「放課後へんし~んクラブ」の3冊、フランス書院文庫で4月に「浴衣の熟妻【混浴】」、そして今月22日配本の「牧場の四姉妹【甘い生活】」と、合計5冊も上梓できた(できる)のですから。
 筆の速い人から見たら、まだ少ないほうかもしれませんが、河里の執筆スタイルではこれくらいがいいところです。こういうペースで仕事ができたのは、本当にありがたい限り。来年も引き続き、頑張ってやっていきたいと思っています。

 いつもなら、ここで少し早めに今年の更新を〆るところですが、今年は22日配本の「牧場の四姉妹【甘い生活】」(仮タイトルは「四姉妹牧場」でした)が控えているので、まだ終わらせませんよ
 こちらの裏話も、発売後1週間を目処にアップしようと思っています。

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