FC2ブログ

秘密の若妻バレー部


 この作品は、コスプレ……というわけではありませんが、何かコスチュームものをやりたいと考えたときに原型を思いつきました。
 とはいえ、最初からバレーを思いついていたわけではありません。最初に思いついたのはチアリーディングだったんですが、これをアイデア段階で担当氏に却下され、他のスポーツと考えたとき、意外にありそうでなかった女子バレーを思いついたのです。
 ちなみに、竹書房の漫画に「大きい女の子は好きですか?」という作品がありますが、こちらの存在は企画が通ってから知りました。
 ただ、担当氏としてはこの企画は会議で通らないと思っていたようで、他に私が出していたアイデアのほうで準備を進めるようなことを言っていましたね。ところが、フタを開けてみたら「大きい女の子は好きですか?」の存在が大きかったのか、人妻バレーものをやる、ということに決まったわけです。いや~、「兄嫁とふたりの幼馴染み」もそうでしたが、アイデアというのはやはりいくつか出しておくものですね
 そうして、とりあえず仮タイトルを「大きい若妻は好きですか?」としてプロットを作ることになったわけです。
しかし、そこから先がなかなか大変でした。
 ママさんバレーは9人制が主流なのは、調べてすぐに分かりましたが、9人制だと人数が多すぎですし、ちょっと描くのが面倒そうですし(汗)、6人制のママさんバレーチームもあるので、ヒロインの千羽耶たちが6人制をやっている、ということにするまでは、比較的簡単に決まりました。
 しかし、キャラクター設定の段階で設定に凝りすぎる悪癖が出てしまい、千羽耶、由紀、奈々子ともに、基本部分を残してあとは書き直す羽目に……
 また、キャラクターの性格付けでは、特に奈々子でものすごく悩みました。爆乳にすることは決めていたのですが、今回はスポーツものということもあっておっとりしたキャラにする気はなかったので、そのぶん特に千羽耶との性格的な差異が出しにくかったんですよ。千羽耶と由紀は、あまり悩まずに決められたのですが。
 ちなみに、奈々子という名前を決めた時点ではまったく意識していなかったのですが、本文執筆中に某ろこどる漫画(と言うか初見はアニメでしたが)と名が被っていたことに気付き、1ヶ所だけそのキャラの癖(?)をこちらの奈々子にも取り入れてみました。これは、本当にまったく意識していなかった偶然の産物です。
 ただ、私は電子マネーnanacoを使っているので、「ななこ」と入力して変換するとしばしば「nanaco」が真っ先に出てくるのには、いささか難儀しました。名前、違うのにしておけばよかったかも……。
 と、それはともかく、実はプロットの第1稿はほぼ全ボツを食らい、第2稿で一部やや規模の大きな修正、第3稿でようやくOKが出るという状態で、今回はなかなかに苦戦しましたよ。 
 ちなみに、メインキャラの三人以外のバレーサークルほほえみのメンバー名については、大半がお遊びです。ええ、多分一人を除いてどこから取ったか、分かる人にはすぐに分かるかと(笑)
 執筆そのものは、なんだかんだあって当初の予定よりやや遅れ、完成は〆切ギリギリになってしまいました。執筆開始時の計画では、1週間くらい余裕があるはずだったんですが……まぁ、それでも〆切日の少し前に、原稿をしっかり完成させたんですけどね。
 今回は、いずれのヒロインも主人公より背が高いこともあり、特にエッチシーンではその身長差を可能な限り活かすことを心がけました。また、スポーツものということもあって、汗とか匂いという部分の描写も多めにしましたね。
 そういうのが好きな人には、是非とも楽しんでもらいたいと思います。

 ちなみに、本作が発売日から1週間ほどKindleの読み放題対象になったのは、単純に管理会社のミスです。私や竹書房の方針が変わったわけではなく、読み放題対象になるのは通常、発売から半年後なので悪しからず。

魔性の糸

 この作品の「女性で破滅する男」という原型自体は、かなり前から「やってみたい」と思っていたのですが、なかなか形にする機会に恵まれませんでした。と言うか、原型から先のストーリーのイメージがピンと来なくて、ペンディングにしていたんですよ。
 それが、2年くらい前でしたか、何かの弾みで「魅力的な若い女性に夢中になった男が、彼女と一緒になるため妻子を手にかける」という大まかな流れのイメージができたので、アイデアとして前任の担当氏に見せて、一応はOKをもらったんです。ところが、担当氏の異動でいったん棚上げになり、その間に「リバーサル~堕ちた女上司~」を思いついて優先したため、さらに形にするのが遅くなりました。
 そんな紆余曲折がありながら、ようやく本作をプロット化し、形にすることができました。
 このような経緯だったこともありで、キャラクターを作るのにまったく苦労はありませんでした。何しろ、琴美は最初から「清楚な見た目に反してエロい」というキャラで考えていましたし、治生は妻子から邪険にされてもなんの反論も行動もできない無気力系中年、という設定しかあり得なかったので。
 ただ、ペンディングした状態でもあれこれと考えてはいたため、頭の中にあった設定を文章化するときに、あまりにも設定が複雑になりそうになったため、「この設定は絶対必要、これはいらない」という取捨選択に多少の苦労はありました。
 そんな感じで、プロットにGOサインが出たものの、ラブロマン文庫の仕事があったため実際に書き出すまでには、少し時間を要しました。もっとも、やってみたかった話だったこともあるのか、書き出したら自分でも驚く早さで完成までこぎ着けたのですが。
 サイコホラー的な作品は、別名義で短編を書いたことがあるものの河里としては初めてですし、そもそもかなり久しぶりだったので、「楽しかった」と言うと語弊はありますが、けっこうノって執筆できたと思います。
 ちなみに、2回目のエッチシーンは、本当ならシックスナインとか挿入までの流れとか、しっかり書くつもりでした。しかし、枚数の都合もあってそれは無理と分かったので、早い段階でカットすることにしました。ここらへんは、短編の辛いところですね。
 また、今回は作品の性質上、前半から中盤にエッチシーンを集中させ、後半はエロなしという展開にしました。ここらへん、読者の皆さんがどう感じるか不安はありますが、気に入ってもらえれば幸いです。
 
 なお、「魔性の糸」というタイトルについては、担当氏から「ネタバレすぎではないか?」という疑問が出たのですが、私は大丈夫だろうと思ってそのままにすることにしました。
 皆さんには、是非とも一度読んだあと、もう一度読み直していただきたいですね。そうすると、このタイトルにした意味がよく分かると思います。

兄嫁とふたりの幼馴染み


 この作品については、もともと別の作品を1推しにしつつ、サブ企画のような形で原型のものを出したのですが、予想外と言うべきか「『兄嫁とふたりの人妻』が好調だったのでこちらを」という話になって、メインではなくサブのほうをやることになりました。たまにあるんですよね、ダミーのつもりだったほうが採用されることって。だからこそ、私は常に複数の企画を提示するのですが。

 で、「兄嫁と二人の幼馴染み」ということでプロットを作り出したものの、特に志保のキャラ作りに難儀しました。
 ゆかりは、おっとり系の優しい兄嫁、麻里奈はちょっとボーイッシュな独身の幼馴染み、というザックリした性格を思いついたのですが、志保はホントどうしようかと考えあぐねましたよ。
 ゆかりは兄嫁なので既婚者ですし、麻里奈を独身にしたので、志保を既婚にするのは既定路線にしていたものの、キャラクターの性格付けをどうするか、本当に悩みました。
 ゆかりと麻里奈の間、というバランス的には真面目なキャラがいいとは思ったものの、ただ真面目なだけでは、夫を裏切るような形で輝樹と関係を持つことに、とてつもない罪悪感を抱いてしまい、物語が破綻しますからね。
 そんなわけで、輝樹の兄の茂に恋心を寄せながら、その真面目さ故に告白しないでいる内に彼がゆかりと婚約してしまって振られた、という背景を作りました。
 ただ、本文では流してしまったのですが、五歳差というのはある程度の年齢になれば気にならないものの、こと十代から二十歳ちょっと過ぎだと気になりますよね。片方が18歳のとき、もう片方が13歳だとまだ恋愛対象として見るのは難しいでしょう。20歳でも相手は15歳ですから、手を出すのはためらわれますね。それは、男性が上でも女性が上でも同じだと思います。
 加えて幼馴染みとなると、年下の相手を恋愛対象として見るのはなかなか難しいはずです。そういう思考を、志保の背景に入れてみました。
 
 さて、こうしてキャラクターさえできてしまえば、あとはストーリーを作って書くだけです。
 本作の本文執筆については、いつもどおりという感じで特にトラブルはなかったですね。ただ、第1章の第1節はもともと第2節として書いていたもので、第1節には日常シーンを入れていたのですが、これは朱入れをしていて「抜いてもいいな」と感じたためバッサリとカットして、第2節を第1節に変更しました。結果、ページ数的にもこの判断が正解で、目処が立ったところで胸を撫で下ろしましたよ。
 慌てたのは、まだ粗入力すら終わっていない段階で、発売予定としてタイトルが出たときです。11月16日と出た時点で、「死んでも完成させなくては」と思いましたよ。新型コロナウイルスがまだ収まっていなかったので、万が一にも感染して遅れたりしたら大変です。
 なので、感染対策をしっかりして、とにかく墓参りで実家へ行ったのと、テレビ撮影の関係で警察署へ行った以外、旅行などはせずにリスクを最小限に減らして頑張りましたよ。
 ゲラチェックまで全部終わったあと、GO TOトラベルを利用して旅行には行きましたけどね(^_^ゞ

リバーサル~堕ちた女上司~

 
 この作品の発想のキッカケは、とある漫画で「自分は正常な判断をしているつもりなのに、実は操られていた」というシチュエーションを目にしたことでした。 
 それを読んだときに、「これは自分も是非やってみたい」と思い、短編用に落とし込んだ企画を立てたわけです。
  企画の時点で、「ぐうたらな部下が、切れ者の女上司を堕とす」という基本の流れは考えていましたし、キャラの性格などもある程度は思いついていました。
  綾音は、とにかく三十路を過ぎても恋人を作らない(できない)、生真面目で仕事一筋のキャラクターとして設定しました。恋愛に臆病なわけではないのですが、そういうことに感情のリソースを割くより仕事で男以上の成績を収めることに集中したい、と考えているキャラなわけです。
  綾音がそこまで仕事に打ち込む理由付けには、少し悩みましたね。しかし、中学のとき「女子だから」という理由で理不尽な仕打ちを受けたため、という理由を思いついた時点で、だいたい問題はクリアできたと思いました。
  創路のキャラについては、とにかく綾音が毛嫌いするタイプ、ということで考えましたね。毛嫌いしている相手なのに、催眠術をかけられて別人格を植えつけられ、恋人と思い込んで初めてを捧げてしまった。それをひょんなことで思い出したら、いったいどんな感情が湧いてくるか? しかし、そんな感情すらも仕組まれていたことだったら……。
  まぁ、本編でも軽く触れているとおり、創路がそこまで強力な催眠をかけるに至るまでは、隙を見て何度となく綾音に催眠術をかけ、暗示を与えて催眠を深めていた、という流れがあります。ただ、それをすべて描くのは短編では不可能なので、必要な部分だけをピックアップした形になりました。これは、特選小説でこのネタをやろうと考えた時点で、最初から狙っていたことです。短編で、すべてを描くのが不可能なことは、最初から分かっていましたからね。
  そうして、プロットにOKが出れば、あとは執筆するだけです。
  今回に関しては、新型コロナウイルスによる非常事態宣言下という世間の異様な雰囲気以外は、特段の苦労はなかった感じですね。実際、〆切として指定された日よりも遥かに早く、原稿はできましたし。
  しかし、好事魔多しと言いますか、ゲラが送られてきて愕然としました。「比留田」が「蛭田」だったり、「創路」が「掃除」だったりという、もっとも気をつけていたはずの漢字の変換ミスが、そこかしこのあったんですよ。何度もチェックしたのに、どうして見落としていたのか、と頭を抱えましたね。まぁ、担当氏の校正のおかげで事なきを得ましたけど。 
 本当に、校正の大切さをしみじみと痛感させられました。 

相部屋アパート


 この作品は、担当氏に次作候補としていくつか出したアイデアの1本で、「久しぶりにアパートものをやってみたいな」という感じで作りました。自分がアパート住まいだからなのか、ときたまアパートものってやってみたくなるんですよね(^_^;
 で、担当氏から「『相部屋アパート』でいきましょう」という話が出て、ひとまずプロットを書きました。
 キャラの設定などは、担当氏との打ち合わせで大枠を決めていたので、あとは肉付けをするだけであまり悩まずに思いつきましたね。
 ちなみに、コーポ安藤の構造などの設定は、私が住んでいるアパートをモデルにしています。もっとも、ウチのアパートは軽量鉄骨なのですが。
 また、現実では新型コロナウイルス禍によって学校が休校になったりして、教育実習などに大きな影響が出ていますが、さすがにそんな現実を反映させるわけにいかなかったので、あえて無視しました。物語の世界線では新型コロナウイルスがなかった、ということで割り切りましょう(^_^;
 ストーリーのほうも、キャラの肉付けができた時点で概ね流れは自然にできました。まぁ、いつもの河里と言われればその通りですが(^^ゞ
 なお、201号室の謎の人物「敷島」については、元から細かく描く気がなかったため、設定時点では名前すら考えていませんでした。本文を書き出してから、「敷島」という姓を与えたのですが、これは完全なお遊びの小ネタです。
 とりあえず、姓自体の由来は「鉄人28号」の敷島博士なのですが、謎の住人に「敷島」という姓を付けたのにも、実は元ネタがあるんです。さて、分かる人は果たしているでしょうか? 答えは、追記のほうに書いておきます。
 ただ、少しお遊び要素を強めにしておいたら、ゲラ段階の担当氏チェックでほぼ総ボツにされてしまいました(TД⊂

 さて、この作品については執筆スケジュールに余裕があり、しかも本文開始当初は今までになく順調に作業が進みました。新型コロナウイルス禍が都内で広がり出す前に、いつものように花粉症逃れで沖縄に行き1週間ほど快適な環境で仕事をしたりして、最初は「これなら、思っていたよりかなり早くできそう」という手応えがありましたね。
 しかし、好事魔多しと言いますか、途中でトラブルが立て続けに起きました。
 まず、沖縄での執筆中、ノートパソコンの「E」と「O」のキートップが立て続けに取れるというトラブルが発生。「E」キーは、以前から少し不安定だったのですが、ここに来て限界が来たようで。しかし、沖縄滞在中に起きるなよ、という感じでしたね。「O」キーは完全に盲点で、突然おかしくなってポロリと取れてしまいました。
 まあ、幸いと言うべきか、私はキーボードカバーを装着していたので、沖縄ではカバーの内側に小さなプラスチックをテープで貼り付けて、ギリギリなんとか入力に支障のない形にして使っていましたが。
 ただ、そんな状態だったので当然の如く進行速度が大幅に落ちて、沖縄での仕事は途中から予定よりもかなり遅れました。
 ちなみに、そのパソコンは「K」キーも不安定になっていたことにあとで気付き、あまりのキーの脆さに辟易して、「修理に出してもすぐに壊れそう」と思って新しいパソコンを買ってしまいましたよ(^^ゞ
 もちろん、新しいパソコンにするとキーの感触なども変わってくるので、それに慣れるまで作業がさらに滞りましたね。
 そこに加えて、自宅に入れているJ:COMのインターネットや固定電話がまったく使えなくなるトラブルまで起きました。当然、それまで自宅でやっていたネットのチェックができなくなり、修理を呼んで来てもらったりという感じで、ほぼ丸1日ですが執筆どころではない状況に。ちなみに、これは共用部の機械の故障が原因だったので、個人ではどうにもなりませんでしたよ。
 あと、その頃に入院中だった長兄の見舞いに行ったりして、時間を使ったりもしましたし。
 加えて、新型コロナウイルス禍が広がる一方でしたからね。地元でも病院での院内感染などが起きたりしましたし、いつも行く喫茶店もかろうじて営業していたものの、席を間引きして間隔を広く取ったりしていましたし。
 私としては、平常運転で執筆していたつもりでしたが、やはり世間の空気がおかしな感じになっている影響は拭いきれず、なんとなく集中しきれずペースダウンを余儀なくされました。
 まったく、なんでこんなにトラブルが集中するのか、と途中は泣きたくなりましたよ。まぁ、スケジュールに余裕があったおかげで、乗り切れましたが。
 やっぱり余裕、大事(^o^;
 
 今作で苦労した点と言えば、エッチシーンのバリエーションですね。「相部屋アパート」というタイトルの通り、今作は「アパート」以外の場所でのエッチシーンができません。メゾネットは、アパートの一部ですが。私が住んでいるところが、この構造で助かりました。
 とにかく、外とかホテルとか場所的なバリエーションを作れないぶん、エッチシーンに変化を付けるにはどうすればいいか、ということを考えた結果、各キャラに「弱点」を作ろうと思いつき、どうにかいい案配にできたと私自身は感じています。

続きを読む

義援金募集
FC2「東北地方太平洋沖地震」義援金募集につきまして
更新通知登録ボタン
更新を通知します

更新通知で新しい記事をいち早くお届けします

プロフィール

河里一伸

Author:河里一伸
職業は一応、官能小説家ということになりますね。このブログは、タイトルの通りぐうたらのんびり、仕事のことを中心に書いていきます。
ちなみに、河里の漢字は「川」ではなく「河」で、読みは「かわさと」ではなく「かわざと」です。
表に出したくないお話や仕事の依頼などは、こちらのメールフォームにご記入ください。ただし、仕事以外のことに関して、当方からの返信は原則としてしません。質問等は、基本的にブログのコメントでお願いします。
還付金詐欺の被害に遭っているので、それに関する体験談の講演や原稿の依頼も受けつけています。
なお、コメントは日本語のみの受け付けとなっています。外国語のコメントは受け付けないよう設定してあるので、あしからず。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログの来訪者数
ブログ内検索
RSSフィード
リンク